113話 ページ14
…千空!!!!!!!!
「あ、あの…千空って、石神、千空ですか…？」
「あ？それは知らねぇよ。俺は千空としか聞いてねー。」
「あ、りがとう、ございます。」
「また、お話、聞かせてください。」
Aは呆然としたように、歩いていた。
千空…、千空って石神君だよね…!?
何で、復活してたの!?
でも、この集落では一度も名前を聞いてない。
それに、千空が攻めくるって事は、相手の科学使いは石神君ってこと…？
なら、ゴーザンさんを殺した毒ガスって、まさか!!!!!!!!
ぞっ
司君と…石神君。
なんで、二人が争ってるのか分からない、けど。
止めなきゃ。
戦なんて、止めなきゃいけないのは、わかる。
まず、捕虜のクロムさん。
クロムさんは、石神君の仲間、だったら助けに来る…よね。
逃がさなきゃ。
攻めてくる前に。
でも…どうやって…。
その頃、石神村では村総出で出来上がった自動車に化学薬品を詰め込み、村から司帝国が見える崖へ移動をしていた。
ちょうど、司帝国からは死角になる天然の要塞である。
目的はクロム奪還。
半日ほどで、崖に着いた一行は、戦に向けて更に自動車の強化を図っていた。
「このスチームゴリラ号を、超絶改造パワーアップで戦車にする！」
「じゃあ、何で作るの？戦車。」
「紙。」
そんな会話をしたのが、数十分前。
今、千空達石神村の人々は麻を集めていた。
図らずもそこは、ゲンが初めてAと会った際、自分の羽織を作らせるためにゴーザン達を向かわせた場所と同じであった。
ああ、懐かしいねえ。
ここの麻で、Aちゃんはこの羽織を作ってくれた。
今度は紙か…。
ん…紙…？
「ね〜え、千空ちゃん。」
「ん？なんだ。」
「これ、この紙、出来たらちょっと貰ってもいい？」
「あ？何に使うんだよ。」
「そこは、ほらー！聞いちゃいけないところじゃない？」
「ったく、作んの手伝えよ。」
「もっちろんだよー！ありがとうー！」
───私の中に残っているのは、遠い昔に歌った童謡でした。
Aちゃん。
今度は、俺がプレゼントするよ。
君には、貰ってばかりだから。
これで、君の知ってる歌を沢山書いて、また聞かせてくれると嬉しいな。
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Jane Doe(プロフ) - 樹乃さん» 樹乃さん！コメントめちゃめちゃ嬉しいです＼(^o^)／ありがとうございますす♪お気持ち凄く嬉しいです！この先長いですが、ぜひこれからもお付き合い下さい。 (9月30日 11時) (
レス) id: 980e4647fc (このIDを非表示/違反報告)
樹乃(プロフ) - こう...文章が凄く綺麗だと思いました(語彙力) (9月30日 9時) (レス) @page15 id: df66a330f6 (このIDを非表示/違反報告)
Jane Doe(プロフ) - あ、ありがとうございます！本当に、コメント、めっちゃ励まされますね！ぜひこれからもお読みください！ (2023年3月15日 10時) (レス) id: 7151efa53f (このIDを非表示/違反報告)
メウ(゜ロ゜) - 神作品にであってしまった！更新がんばってください！ (2023年3月15日 10時) (レス) @page46 id: c71eec4ba7 (このIDを非表示/違反報告)
Jane Doe(プロフ) - まじですか！ちょーやる気出ました!!ぜひこれからも読んでってください!! (2023年3月14日 15時) (レス) id: 7151efa53f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Jane Doe | 作成日時：2023年3月9日 3時
