COLOR～いろとりどり 3 (ページ4)

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story-102.加藤side ページ4

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加藤side

A「あはははははは！！」

カウンターキッチンに落書きしたのが小山とわかると、お腹をかかえて笑い出した。

笑い方が気持ちよくて思わずつられて笑うと、2人でケラケラと笑い続けた。

お互い人見知りだと思うけど、知り合いの知り合いはなんとなく、壁が低い。

落ち着くのを待って、改めて5人でローテーブルを囲むと、手越が楽しそうにAちゃんの横に座る。

手越「ねえ！うちわ、置いてたのわかった？」

A「うん。あ、そうだ、まっすー、ペンライトとうちわありがとう。おかげで浮かずにすんだよ(笑)」

手越「まってまって、Aちゃん！！それマジで言ってんの？」

A「え？」

手越「俺のだったでしょうが。まっすーが俺のやつ渡したと思ってんの？」

A「え、うん。だってまっすーしかあたし行くのしらないし…手越くんのだったのは…周りとのバランス？的な？」

何も疑問持たなかったんだけど…。

首を傾げながらブツブツ言うAちゃんに、手越はこれ以上ないくらい楽しそうな顔をする。

手越「まじか！Aちゃん天然じゃん！」

右隣にいるまっすーの肩をばんばんと叩くと、不服そうにまっすーが口を尖らせる。

増田「まじでびっくりしたんだから。コンサート中に見たらさ、なんで手越？って。買ったの？まさかー？って混乱したし。」

手越「いいじゃん！ジャケットにペンライトだけよりさ！」

会話になってるんだかなってないんだか分からない手越とまっすーの会話をAちゃんがオロオロと目で追いかける。