color〜いろとりどり 2

story-92. ページ44

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A「ごめんね…」


村上『かまへんかまへん！俺なかなかええこと言うなぁ？』


がはは！と豪快に笑うのはきっと照れ隠しだからだろう。



A「あした、わたし休みなんだけど、企画書をもう一度書き直してみるね。」



村上『おー、ほんなら俺は業者あたるわな。なんかええ業者おらんかなぁ？』


あ。そういえば。



A「あたし、いくつか知り合いに紹介してもらったところがあるねん。あとで連絡先送っとくー。」



手帳に挟んでおいた名刺と、連絡先をメモした付箋をいくつか並べて、ここと、ここと、あー、ここももしかしたら話聞いてくれるかなぁ。と、丸をする。



村上『おー、さんきゅー。でもそんなんツテある知り合いってどんな人やねん(笑)』



A「あぁ〜…」



並べた付箋には、まっすーの名前と紹介してもらった日、まっすーと仕事をしている内容が書いてある。



それをトントンと指で弾きながら、一瞬頭を巡らす。



まっすーに紹介してもらったんだよねー、なんて言えない…。



村上『……お前、大丈夫やんな？また…』



A「あっ！ちがうよ！大丈夫！いや、たしかによく変な人に引っかかるけど、ま…っ」




「「ピンポーン」」

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