story-62.増田side ページ14
********
増田side
玄関まで見送るね、と、俺の後ろをついてきたAちゃんは、俺が靴をはいてる間もずっとキラキラした目だった。
増田「んじゃあ、ありがとう。頑張ってね。」
A「こちらこそありがとう!まっすーのおかげでいい企画書が書けそうだよ。」
増田「俺なんもしてないよ(笑)じゃあまたね。」
A「うん、じゃあね。」
ぱたんと扉が閉まってひらひらと手を振るAちゃんが見えなくなると、エレベーターホールにむかう。
上行きボタンをおして、エレベーターが迎えにくるのを待ちながらぼぅっとさっきのことを思い出す。
増田「色の大三元かぁ…」
迎えにきたエレベーターに乗り、またぼぅと階数表示を眺める。
青…赤…黄…白…キラキラ…三角…四角…丸…………
増田「あ!」
その時、イメージがふっと湧いた。
どんどん大きくなって行くエレベーターに表示される階数が、どんどん大きくなっていくお客さんの歓声みたいに思えた。
増田「あー!やばい!これだこれ!」
胸の奥がキラキラしてきて、ワクワクしてきて、エレベーターが到着すると、シゲの部屋まで走ってインターホンを連打していた。
加藤「ちょっと!まっすー!(笑)」
困った顔をしてドアを開けたシゲをぐいぐいと部屋の中におしもどす。
加藤「なんなの!めっちゃ呼んだかと思ったらめっちゃ押し戻す!(笑)」
増田「シゲ!シゲ!いろんな色!カラフルだけど白!重ねる!キラキラ!これでいこっ!」
加藤「ちょっ、ちょっと落ち着いて!全然意味がわかんない!(笑)」
キラキラワクワクした気持ちが抑えられず、言葉にならない言葉をたくさん並べた。
それをシゲは一つ一つ言葉にしていってくれて、あーでもないこーでもないと夜遅くまでシゲと話を続けた。
story-63.増田side→←story-61.増田side
136人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
prco(プロフ) - 結璃さん» 結璃さん!ありがとうございます!次の展開からぶわーって進むと思いますのでのんびりお付き合いください^_^ (2018年10月7日 20時) (レス) id: d34c8d87e3 (このIDを非表示/違反報告)
結璃 - はじめまして!楽しくて一気読みしてしまいました(*^^*)続きも楽しみにしてます♪ (2018年9月30日 10時) (レス) id: cd52497272 (このIDを非表示/違反報告)
prco(プロフ) - シヴさん» シヴさん!ありがとうございます(^^)のんびりお付き合いください(^^) (2018年9月24日 15時) (レス) id: d34c8d87e3 (このIDを非表示/違反報告)
シヴ - めっちゃ面白いです!好きですよー! (2018年9月24日 2時) (レス) id: 6f833cec91 (このIDを非表示/違反報告)
prco(プロフ) - 吹雪蘭丸2さん» ぎゃー!ありがとうございます!!まさかまさかはじめから見ていただいてたとは…。のんびりお付き合いください^_^ (2018年8月25日 10時) (レス) id: d34c8d87e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:prco | 作成日時:2018年8月20日 21時