story-48.＊ ページ49
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ソファに戻ると、まっすーが痛みで眉を寄せていた。
A「まっすー、とりあえずお水飲む？」
増田「んー。ありがとう…」
脇の下に腕を入れて身体を起こすのを手伝い、ペットボトルにストローをさして手渡す。
増田「ストロー？」
A「うん。これなら顔を動かさずに飲めるから腰に負担かからないでしょ」
口をとがらせて納得した顔をしたまっすーは痛みを誤魔化すように背中を丸めて水を飲む。
その背後に回って湿布の準備をしていると、漸く掠れがとれたらしいまっすーの声が聞こえる。
増田「…こーゆーのって、慣れてるの？」
A「学生の時の経験だよ。腰を痛めたコにそうしてほしいって言われたの。まっすーこのまま腰に湿布貼るね？そのあとマッサージすればちょっとは楽になると思う。」
これから処置しようと思うことを伝えて、Tシャツの端を捲りあげ、左右対称に湿布を貼った。
A「ほんとは氷で冷やした方がいいんだけどね、じゃあ仰向けに寝転がって。」
増田「仰向け？」
A「うん。うつ伏せだと腰が反るでしょ？仰向けでクッション…あった。クッションを足の下に入れると負担が減るんだって」
増田「へぇ。」
また、口をとがらせて納得した顔をしているまっすーを支えて仰向けになってもらい、ソファの上に整列されていたクッションを１つ取り太ももの下に入れた。
A「腰は、だめだけど周りの筋肉はほぐした方がいいの。足裏からちょっと触るね。」
ソファの端から少しだけ飛び出している足先を触る。
まっすーが触れられていることに気付いていることを確認してから、土踏まずのアーチに親指を合わせ、少し力を入れる。
増田「んんっ…」
A「痛い？」
増田「ううん、痛気持ちいい感じ？」
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作者名：prco | 作成日時：2018年2月7日 23時
