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story-14.＊ ページ15
……………
あの若い子たちのちょっと怖い…
ボールタッチもパス回しも上手いし速い。
けど…
結構体当ててきたり、ファールぎりぎりのプレー。
みんなも苦笑いしてるし、
ーーーちょっとだけ楽しくないな、、、
"手越くん"は、うまいけどちゃんと気を使える人なんだなと思う。
さっきから、みんなが気まずくならないように自分から話しかけてるし、
「ガチならガチでいっちゃうよ〜？」
なんて言いながら
危ないプレーの時は、自分でボールを止めに行ったり、わざとボールを外に出したり…
「あはは！ごめんごめん！」ペロッと舌を出して笑い、つられてみんなが笑う。
ーーーなんかやだなぁ…
「ふくらはぎちゃん？」
『え？』
「大丈夫？」
『…あの子達、若いなー！と思って！あたしらも負けてらんないね〜』笑ってごまかし、ゲームに戻る。
ーーー…
「ぽんちゃん、はい、ボール」
相手のシュートをふせいだゴレイロからボールをもらう。
前を向いたとき、
『…ッ』
相手のチームにディフェンスを寄せられ、思わず身体がすくんだ。
ーーー…
「ふくらはぎちゃん！ボールちょうだい！」
『！』
ちょうど顔が見える位置から声をかけられ、
必死でパスをだす。
「ナイスパス♪」
手越くんは、キレイにトラップして、ゴール近くまでドリブルでゴール近くまで駆け上がる
ーーー…
その時、
「いっっっ
た、、、、」
ーーー誰かがケガするはもう見たくない。
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作者名：prco | 作成日時：2018年2月7日 23時
