color～いろとりどり (ページ12)

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story-11.＊2/14編集ページ12

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久しぶりに晴れた休日

今日は、いつもより少し早い13時からのフットサルに参加。

休みの日はゆっくりしたくて
お昼前まで寝て、朝昼兼用の食事をのんびり済ませ、のんびり準備して、のんびりとフットサル場に向かう。

12:50くらいに到着し、キョロキョロと周りを見る

ーーー時間帯が違うと少しメンバーも違うな…
あのチームはちょっと若いかんじだなぁ。

あまり顔なじみがおらず、話す相手もいないので、
時間までコートの外で過ごすことに。

コートの外のベンチに荷物を置き、
その前の地べたに座わるのがわたしのスタイル。

ぽいぽいっとシューズケースからフットサルシューズを取り出し、白いお気に入りのスニーカーから
黄色いフットサルシューズに履き替える。
1番下からギュッと靴ひもを締めていくのがわたしのこだわり。

順番に編み上げていって、蝶々結びをしていたときだった。

「あっ。ふくらはぎちゃんじゃん。」

男の人にしては少し高い、聞き覚えのある声が頭の上から降ってきた。

『あっ。"手越くん"。』

「こんにちは。久しぶり？かな」
声の方に顔を上げると、目元にきれいな髪がサラサラとかかった彼がいた。

『そうです…ね？あれぶりです。
…てゆか、ふくらはぎちゃんてなんですか。』

「あはは。こないだのがインパクト強すぎてさ！」

そう言いながら、わたしの荷物となりに座る。

「てゆうかさタメグチでいいよっ」

相変わらず控えめな声だけど、
最初の時よりも親しみのあるトーンで話しかけてきて、わたしも自然と饒舌になる。

『まあ、この場合…多分あたしが手越くんに言うべきセリフだと思いますけどねー』

わざと目を細めてベンチに座る彼を見上げる

「えっ。なに。どーゆうこと」

『わたしね、丑年』

「えっ。オレ卯だ！！！
えー歳上なんだ！！！歳下と思ってたー」

『……それ、ディスってるよね？』

「いやいやいや！ディスってない！ディスってない！

『同じことを繰り返すのって嘘ついてる証拠らしいよ？』

「いや、ちがうから！ちが、、、

いや、肌の感じとかさ、フットサルしてる時の感じとかさ！」

『ふふっ。

あたしは逆に、手越くんが2つしか違わない事に驚いてるよ。』

「え？なに？それはいい意味で？悪い意味で？」

首を傾げてそう言ったのが
女の子みたいでかわいいなぁと思った

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