ジンの本音 ページ6
「・・・そうだね、あんまりないかも」
「ジンさん、私とユンギさんの婚約反対派って聞きました」
「やだなあ、反対派だなんて！人聞きが悪い！」
ジンさんはそれでもニコニコしている。
でもそのニコニコに負けじと食いつく私。
「・・・なにがしたいんですかジンさんは」
「知りたい？」
「え・・・」
「知りたい？」
ジンさんのニコニコ顏が目だけ笑ってないように見えた瞬間に固まってしまった。
ジンさんの瞳の奥が何を考えてるかわからない。私にはわからない、そんな感じの・・・。
「いつか、わかるよ。俺がしたかったこと」
「・・・・・・」
「別に俺は反対、とか賛成、とかないんだ。ただ会社のために、ユンギのためにだし。俺はユンギに着いて行くって決めたから俺はユンギの指示に従う。それだけだよ」
「そう、ですか」
「まあユンギも社長だから優先順位は会社のが高いよってことをこないだ言ったつもりだし」
チンと私が降りなきゃいけない階にエレベーターが止まる。
「じゃあ、またねAさん」
気がつけばジンさんはいつものニコニコに戻っていた。
「なんだったんだろ」
ブツブツと言いながら部署に入る。
自分のデスクに座るとハナが声をかけてきた。
「おはよ！朝から何ブツブツいってんの」
「おはよー、いやジンさんと会ってね」
「はあ、いけ好かない奴だけどイケメンよね」
「そういうこと言ってるわけじゃないんだけどね」
ハナは相変わらずだ。そんな親友を横目に先程ジンさんに言われたことを思い出す。
「ユンギさんとチョン社長の婚約パーティー・・・」
ボソッと言ったつもりだったが、ハナにはばっちり聞こえていたらしく、ハナがすごい形相で
「あんたそれどこから聞いてきたの」
「え、ジンさんがさっき・・・」
「あのっ！イケメン！クソ！」
ハナがそこにあったゴミ箱をガン！と蹴ると向かいのデスクのウンギョン君の肩がビクゥッ！と上がった。
「見てんじゃないわよ！ウンギョン！」
ハナがウンギョン君に八つ当たりをしウンギョン君が肩をすぼめ「すみません・・・」と小さく答えた。
「ハ、ハナ！いつにも増してウンギョン君に当たり強くない？」
「はあ？あんた何言ってんの！あんたのことネットの掲示板に書いて晒しあげてたのコイツよ！コ・イ・ツ！！本当にクソいっぺん死ね」
ウンギョン君は肩身がせまいのかシュンとしていた。
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すゆん(プロフ) - 全部読ませていただきました！最初凄く楽しくてライバルが現れた時ジミンくん優しすぎだし感情混入しすぎてこっちまで泣いてしまいました笑何回も読み返ししそうです！ (2016年11月29日 17時) (
レス) id: e66bf3a25b (このIDを非表示/違反報告)
shino(プロフ) - 佐藤さんの作品好きです。この作品は特に好きです。というか、佐藤さんのキャラも好きです！！！！いきなり変人ですよね、すいません、、。いやでも本当に見ててキュンキュンするというか、もおぞっこんです(笑)何か、いきなり本当にすいません、、 (2016年7月23日 23時) (レス) id: aaf9023767 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - ユンギペンなので死にました。最高です。何回も見直しちゃうかもです笑 (2016年2月24日 1時) (レス) id: 02b87418bd (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - ちゃいさん» ありがとうございます！！！ユンギの塩と砂糖感出すのが書いててとても楽しかったのでとても嬉しいです！粗末な作品でしたが読んでくれてこちらこそありがとうございました！！！ (2015年10月7日 17時) (レス) id: 4832d6932f (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - めいさん» 通知が来るたびワクワクして頂いて本当に書いててその言葉を聞けたのがとても嬉しいです！！粗末な作品でしたが読んでくれてこちらこそありがとうございました！！ (2015年10月7日 17時) (レス) id: 4832d6932f (このIDを非表示/違反報告)
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