不安とカピバラ ページ40
朝ユンギさんに精一杯甘えてからどんよりした顔で出社する。
本当に憂鬱だ。憂鬱すぎて仕事がはかどらない。
チョン姉弟にここまで振り回させるなんて思ってもみなかった。
なんで私なのだ。可愛くてジョングク社長に合う女の子なんてたくさんいるのに。
ほら。今受付でニコニコしてるサラちゃんなんか本当に可愛くてジョングク社長にも相応しいしあんなフワフワした女の子のが似合うのに。
「おはよーございます、Aさん・・・ってうわあ！なんかカピバラみたいな顔してますよ！」
「どんな顔だよ」
「いや、カピバラ・・・」
後輩にもこんなこと言われる始末。
ってか私、カピバラに似てたりムツゴロウに似てるって言われたりどんだけ色々なものに似てるんだよ。
「おはよ！A！ってあんた、朝から何カピバラみたいな顔してんの」
「・・・・・そんなにやばい？」
「うん。かなりカピバラ」
ハナにも言われさすがに沈む。いや、カピバラ以前の問題でジョングク社長なんだけど。
「ああ〜もうやだ罪悪感にまみれる」
「なに。あんた、なんかあったの？」
「95zのデビューも残り5日なのに〜」
「話聞いてんのかよ！」
ハナの話もスルーしてしまい頭の中には罪悪感という文字でたくさんになる。
「報告書かかなきゃ」
「なにがあったかわからないけど無理だけはしないのよ」
「ん、任せろ」
私はとりあえずパソコンをつけ作業を始める。
キーボードを打つ音が頭に響く。
他のことは考えたくない。
考えたくない。
「・・・ねえ」
ああ。怖い。
「・・・A・・・」
忘れたい。
「Aってば！！！！！」
ハナに叫ばれビクゥッと肩があがる。
「ごめん・・・」
「何度呼んだと思ってんの！仕事するのはいいけど返事してよ！」
「うん・・・」
「・・・。ジンさん、呼んでるよ」
ハナに言われて入り口を見るとニコニコと立ってるジンさん。
ジンさんのそばまでパタパタと向かう。
「お待たせしました。すみません」
「いいよ。ちょっと来てもらえる？」
ユンギ、呼んでるから。って言われついていき、社長室に入る。
社長に入るとユンギさんがパソコンで何かをジッとみていた。
「失礼します」
「・・・・・」
「ユンギ、さん？」
「なあ、これ、なに？」
バッとパソコンの方へ行きパソコンを覗き込むと
「なに、これ・・・」
私とジョングク社長が2人でベッドで寝てる写真があった。
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すゆん(プロフ) - 全部読ませていただきました！最初凄く楽しくてライバルが現れた時ジミンくん優しすぎだし感情混入しすぎてこっちまで泣いてしまいました笑何回も読み返ししそうです！ (2016年11月29日 17時) (
レス) id: e66bf3a25b (このIDを非表示/違反報告)
shino(プロフ) - 佐藤さんの作品好きです。この作品は特に好きです。というか、佐藤さんのキャラも好きです！！！！いきなり変人ですよね、すいません、、。いやでも本当に見ててキュンキュンするというか、もおぞっこんです(笑)何か、いきなり本当にすいません、、 (2016年7月23日 23時) (レス) id: aaf9023767 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - ユンギペンなので死にました。最高です。何回も見直しちゃうかもです笑 (2016年2月24日 1時) (レス) id: 02b87418bd (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - ちゃいさん» ありがとうございます！！！ユンギの塩と砂糖感出すのが書いててとても楽しかったのでとても嬉しいです！粗末な作品でしたが読んでくれてこちらこそありがとうございました！！！ (2015年10月7日 17時) (レス) id: 4832d6932f (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - めいさん» 通知が来るたびワクワクして頂いて本当に書いててその言葉を聞けたのがとても嬉しいです！！粗末な作品でしたが読んでくれてこちらこそありがとうございました！！ (2015年10月7日 17時) (レス) id: 4832d6932f (このIDを非表示/違反報告)
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