みんなありがとう ページ24
「手伝いますよ」
隣にジミン君がスッと立ち洗い物を手伝ってくれる。
「ありがとう」
「いきなり来た俺も迷惑かけたんで、これくらい」
ジミン君は相変わらず優しい。なぜこんな優しいのかがわからない。どうして？
私はジミン君の横顔を見て思う。
「ねえ」
「なんですか？」
「どうしてジミン君はそんなに私に優しいの？」
そんな私の問いかけにジミン君はびっくりして慌てて「え、あのっ、ええ」なんて動揺していた。
「ふふ。落ち着いてよ」
「・・・・相変わらずずるいですね」
「なんで！」
「そう簡単に諦められるわけ・・・ない、じゃないですか」
ジミン君は私の目をじっと見る。
水の流す音以外時間が止まったような気がした。
「えっ、ああ！そ、そっかあ」
「・・・・・・」
「あ、ジミン君」
ジミン君はキュッと水の栓を閉めて「ミン社長」とユンギさんに声をかけた。
「なに」
「またAさん泣かせないでくださいよ」
「どういうこと？」
「じゃないと俺が諦められないじゃないですか」
ジミン君はにっこり笑って「じゃあ俺帰ります」と言って帰る支度をする。
「えージミンもう帰るのー」
「もう帰っちゃうのってお前もう10時だから！ほら！テヒョンいくぞ！」
「え〜ハナさんほら〜帰るって〜」
「しょーがないわね！」
ハナとテヒョン君も帰る支度をし始め、「じゃ、お騒がせしました〜」と言って家を出ようとした。
「待って！」
私の呼び止めにみんなが固まりゆっくり私の方に顔を向ける。
「みんなほんとありがとう。みんなのおかげだよ」
すると3人はニコッと笑って「当たり前！」と言ってくれた。
「Aさん」
ジミン君にちょいちょいと話しかけられ「ん？」と顔を向けると頬に柔らかい感触。
ちゅ
「・・・これぐらい、いいですよね」
「ジミン君？？！？」
「ミン社長に飽きたら俺いますからAさん」
それを見たユンギさんは私をグイッと後ろから抱きしめて
「てめぇ、なにしてんだ・・・」
「やだなあ、ヒョン！秘密の会話ですよ」
「ヒョンって言うな！」
「あんたたち飽きないわねえ〜」
「あ、俺ミンヒョンに聞きたいことあったんだ！」
いきなりテヒョン君が思い出した！みたいに言う。ミンヒョンってユンギさんのこと？なぜその呼び方なのだテヒョン君よ。ということはここにいる誰しもが思ったであろう。
「なに？」
「俺たちの曲、書いてくれたのヒョンじゃないですか！誰を思って書いたのかなあって！やっぱAさん？」
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すゆん(プロフ) - 全部読ませていただきました！最初凄く楽しくてライバルが現れた時ジミンくん優しすぎだし感情混入しすぎてこっちまで泣いてしまいました笑何回も読み返ししそうです！ (2016年11月29日 17時) (
レス) id: e66bf3a25b (このIDを非表示/違反報告)
shino(プロフ) - 佐藤さんの作品好きです。この作品は特に好きです。というか、佐藤さんのキャラも好きです！！！！いきなり変人ですよね、すいません、、。いやでも本当に見ててキュンキュンするというか、もおぞっこんです(笑)何か、いきなり本当にすいません、、 (2016年7月23日 23時) (レス) id: aaf9023767 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - ユンギペンなので死にました。最高です。何回も見直しちゃうかもです笑 (2016年2月24日 1時) (レス) id: 02b87418bd (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - ちゃいさん» ありがとうございます！！！ユンギの塩と砂糖感出すのが書いててとても楽しかったのでとても嬉しいです！粗末な作品でしたが読んでくれてこちらこそありがとうございました！！！ (2015年10月7日 17時) (レス) id: 4832d6932f (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - めいさん» 通知が来るたびワクワクして頂いて本当に書いててその言葉を聞けたのがとても嬉しいです！！粗末な作品でしたが読んでくれてこちらこそありがとうございました！！ (2015年10月7日 17時) (レス) id: 4832d6932f (このIDを非表示/違反報告)
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