今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:10,288 hit
小|中|大
* ページ7
【八乙女語り】
ふわり、甘い香りがした。
「……ん、」
ぼんやりと目を覚ますと、小さな箱を抱えた高木と目が合って。
「あ!」
その拍子に落としそうになった箱を、慌ててキャッチするもうひとつの影。
「あっ、ぶなっ!」
その声の主は、バカじゃないの、と冷ややかに高木を睨むと、そっと箱をテーブルに置いた。
「ちがっ、光くんが!」
「えっ?」
パタパタとベットの隣に駆け寄ってきたのは、知念。
「ひか?大丈夫?」
「ん、……だ、いじょぶ……」
――何が大丈夫なのかもよくわからないけど
そう答えるのは、もう癖だ。
知念は少しだけ笑って、俺の額をそっと小突いた。
――また、胸が痛む。
「ごめ、おれ……」
伝えたい気持ちは、たくさんあるのに。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
45人がお気に入り
45人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ピカる(プロフ) - ぽよぽよさんが書いてる小説が大好きでいつも楽しみにしながら読んでいます!これからも頑張ってください! (2018年2月5日 23時) (レス) id: 82281a3ae1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽよぽよ | 作成日時:2018年2月1日 21時