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【有岡語り】
「で、光なんだって?」
―――3人でのいたジャン収録
ふぁあ、と1つ大きなあくびをして、尋ねたのはいのちゃん。
いのちゃんのこの微妙な力の抜き方は、場の空気を良くするときと、悪くするときがある。
―――どこまでが素で、どこまでが確信犯なのか、俺たちにも時々わからなくなるけれど。
今日は多分、後者
難しい顔をしていた薮くんは、少しだけ片眉を上げて。
どうやらそれを察したらしいいのちゃんが、そっとソファに座り直す。
―――あ、良かった。
「ん。なんも言わなかった。
じっと俺の顔見て、言葉探してるふうだったけど。
……それ以上は俺も聞かなかった。
今はここまでかなって」
そう言って少し俯いた、薮くんの表情は俺にも読めなくて。
「ふぅん……」
遠くを見るような目のいのちゃん。
―――秒針の音だけが響く
「、伊野尾」
「ほぇ?なに?」
「、……聞いてんのかよ、お前」
―――ピン、と空気が張りつめる
「、聞いてるけど?」
いのちゃんは大きく伸びをして、真っ直ぐ薮くんを見据えた。
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ピカる(プロフ) - ぽよぽよさんが書いてる小説が大好きでいつも楽しみにしながら読んでいます!これからも頑張ってください! (2018年2月5日 23時) (レス) id: 82281a3ae1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽよぽよ | 作成日時:2018年2月1日 21時