じゃんぷ夢小説４ (ページ25)

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【八乙女語り続き】

だけど、

コンサートの前
生放送の前
大事な仕事の前

毎日のように続く緊張やプレッシャー、おまけに過密スケジュールも重なって心も身体も限界。

世間やメンバーから求められる“八乙女光”の姿がわからないわけではないのに、どうしてかついていかない感情に苛立ち、焦る日々。

気がつけば、精神安定剤まで処方されるようになって。

―――それで“八乙女光”になれるのなら、それがJUMPのためになるなら、決して苦でなかった。

【八乙女ビジュアルかなり劣化した】

【馬鹿すぎるし絡み方もウザいし、JUMPにいらない】

【八乙女がJUMPのイメージ下げてる】

たまたま目にしたネットの書き込み

―――この世界に生きていればよくあることで

特に髪型のことや、馬鹿だのウザいだの言われることには慣れたつもりだった。

だけど

“JUMPのイメージ下げてる”……？

―――ヒルナンデスの楽屋でその書き込みを見て

頭の中がぐちゃぐちゃになって、気晴らしにとジュースを買いに出たら、聞こえてきた声

“八乙女くん、今日ちょっと変だよね？最近ずっとあの調子？”

―――スタッフさん……？

俺のこと、言ってる……

俺、変なの……？ちゃんと仕事、できてないの？

そう、思ったとき

“すみません…ちょっと、体調悪いのかも…”

――――――

聞こえてきたもう１つの声が、大ちゃんだと気づいて。

「っ……」

―――俺、ずっと迷惑かけてた…？