じゃんぷ夢小説２ (ページ5)

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弱さページ5

★高木語り

額のひんやりとした感覚に、目を覚ました。

「あっ!気がついた？大丈夫？」

視界いっぱいに広がる、裕翔の心配そうな顔。

ああ……俺、倒れたの……か

「…～…あ～…マジごめん…大丈夫…」

起き上がろうとすると、裕翔に止められて。

「いいからもうちょっと横になって」

「ごめん、マジで…」

「あー良かった…無理しすぎだよ」

「あ～…もー………」

―――なにやってんだよ、俺は

そんな俺の心のうちを見透かしたように、裕翔は穏やかに笑って言った。

「………そーかなあって思ったんだ」

「…え？」

「高木くん、１人で気負ってんじゃないかなって。
…大丈夫、7だってもう、子どもじゃないし。みんなで頑張ろうよ」

――――なんだよ、……

知らぬ間に溢れてきた涙に気づかれないよう、目もとを腕で隠す。

そんな俺に裕翔はなにも言わず、それこそ、一人言のように呟いた。

「それに高木くん、十分頼れるよ？なんか、こう…海の男ってかんじで」

「ふふっ……なんだそれ…」