非公開のおひめさま【2】

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カラカラカラ

Aの個室の木製カーテンが開けられた


ふ「子猫ちゃんみーつけた」


『うっ、、こ、こんばんは。』


ふ「なんでひとりと？ストーカー？」


『友だちが彼氏と帰ったの！Aも帰ろうとしたところでみんながきた、、』


ふ「ふーーん、へへ、まるから聞いた。来てくれとったんやろ？？」

『、、かっこよかったよ。』

ふぉいがにやっと笑った。


ふ「はい、連行ね〜」


抱きかかえられるとそのまま隣の大部屋へと連れて行かれる


『うわあ！ちょっと！！』


カラカラカラ


ふ「いやあ、隣で女の子拾っちゃいましたよ〜」


スタッフたちはいつものやつか、というような顔をして笑った


銀「えええ！ええ！」


銀太はでかい声を出して驚いたがそれ以外のメンバーはポカーンとしている。


座席はふぉいとまるの間だった、座敷だったので間に挟まれてかなり狭い。


ま「A、なにしてたと？」


小声でまるが話しかける


『友だちと、いて、帰ったから私も帰ろうとしたのに、ふぉいが、。』


ま「そうやったんね、俺気付いたけん、来てくれてありがとうね？？」


『ふふ、うん！！』


ふ「ここで会えてうれしいくせに〜」


ふぉいがAの頬をつつく


『うれしいけども、、』


なんか外が騒がしい、異変に気付いたスタッフがそっとカーテンを開ける、


「まるふぉいだぁああ！！！」

「え！！やばい！！！」


居酒屋に来ていた地元の若者がレペゼンの打ち上げを聞きつけて来たらしい、8人くらいの男女が入り口へ集まっている。そして入り口の傍に座っていたまるとふぉいが目をつけられたのだ。


「写真撮って〜〜！！」


といったギャルに腕を引かれ、半ば強引に2人は外へ連れ出された。

空席になったAの両隣に代わるボディガードのごとく、銀太と脇が座った。


脇「よくひとりで来れましたね〜、偉いっ！！」


脇がAによしよしをした。


銀「俺、まるに聞いてめっちゃびっくりした！！どこに座ってたと？？」


『、、最前です笑』


脇「まじかよ！！！え、なんで？」


『とっくのとうにチケット取ってたよ、笑』


銀「ええ！すごいね、もう運命だろ！3150！」

銀太が勢いよくAに抱きつく


『やめて〜こんなとこで〜笑』


脇「事務所でもだめでしょ！俺の！！」


脇の膝の上、、落ち着く、、

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