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「いや、だってお前の事なんだから、お前が答えればいいだけの話じゃん」
酒を仰ぎながら、至極当然と言わんばかりのナワーブもどうやら酔っているようで、
「イライ、ピンクのフリフリはお好きかしら？」
何の確認だろうか、再度イライの好みを聞いてくるこのような発言をするAの暴走を、いつもナワーブが諌めるのだが、今はその彼も彼女の発言に指を差しながら大笑いしている。
結果、誰一人としてAを止めるどころか煽るような事しか言わないのだ。
「…君は少し恥じらいをもってくれ」
「ほら、なかなか落ちてくれないのよね……魅力ないのかしら？一応見た目とか頑張って気を使ってはいるんだけどなぁ…」
そう言いながら小首を傾げ、髪を耳に掛ける仕草はなんとも妖艶だ。
「顔良し、スタイル良しなのにな」
イライの素っ気ない態度に、不満を唱えたAは、ウィリアムの一言で途端に機嫌も直り、わしゃわしゃと犬のように彼の頭を撫で回す。
「 ウィリアム〜！あなたは本当にいい子ね 」
「お礼はキスでいいぞ」
満更でも無かったウィリアムは、頭を撫で回していたAの手を掴み、酔った勢いでキスを迫るが、
「あ、それはイライの為に取っておいてるからあげられないわ」
間髪入れず断られた。
その様子を見ていた面々も、ウィリアムの悪ふざけに若干焦りはしたものの、Aの方が上手だったみたいで胸を撫で下ろした。
視線をイライに向けながら…。
彼はどんな反応するのだろうか…と好奇心いっぱいの眼差しだ。
イライもウィリアムの言動とAの言葉に少し動揺するが、 皆の視線に気付くと、誤魔化すように酒をどんどんあおっていく。
(つまらん…)
そんな声が聞こえてきそうな程に面白くない顔をしたメンバー達も、また酒を飲み始める中、ウィリアムだけは懲りずにAに迫っていた。
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虚無僧(こむそう)(プロフ) - HIROさん» ご感想ありがとうございます！飛される時のイライ君の声が好きです。コメント本当にありがとうございました！やる気パワーが満ちてきます＼(^o^)／ (2019年6月23日 3時) (
レス) id: bf4e788763 (このIDを非表示/違反報告)
HIRO(プロフ) - すごい好きでした……！美智子さんが怒ってくれてイライくん飛ばすとことか最高です(_.ω.)_:∵ｸﾞﾊｯ!! (2019年6月22日 20時) (レス) id: 1744d7d8f6 (このIDを非表示/違反報告)
虚無僧(こむそう)(プロフ) - はるさめさん» 御感想ありがとうございます。久々の更新になりましたが、こうしてコメントをいただけると、書いて良かったと報われます( ；∀；)ありがとうございました！ (2019年6月11日 15時) (レス) id: bf4e788763 (このIDを非表示/違反報告)
はるさめ(プロフ) - 最高でした...！最初はどうのなるのかと思ったんですがラストのイライくんめちゃめちゃカッコよかったです...。ページを進めるのが楽しみでスラスラと読めました。とても好きです。 (2019年6月11日 1時) (レス) id: 8a587298f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虚無僧(こむそう) | 作成日時：2019年6月11日 1時
