GET↑RicH or DiE↓

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ZC「今は意味わかんなくていいよ別に。
後でビボムに詳しく説明させるから。あ、あと敬語は面倒だから普通に話してくれ」





「…あの、ここからはもう出れないの？」





ZC「仕事する時にあんた…じゃなくてAか。には俺たちと一緒に来てもらうからその時は元の世界に戻るぞ」







仕事って何だって聞こうと思ったけど





後で説明して貰えばいいや







ZC「最後にこれだけはちゃんと聞いとけよ」





「…？」





ZC「ケパン世界の掟《Get rich or die》
"まじしゃん"であろうがなかろうが、この世界に入ったらこれが絶対だ。」





「お金持ちになるか死ぬかって事？」





ZC「あー…半分正解だな。
金だけじゃなくて、精神的、肉体的、立場、運、全ての事において満たされるか……
それが出来ないならまたその資格がないなら、魂をケパン世界に捧げて死ねって事だ」







すごい極端な掟だな





生きるか死ぬかの方がまだマシな気さえしてくる





「……となると脱走とかも…」





ZC「不可能だ。死にたいのか？」





「もういっそ死にたい」





ZC「残念だったな、諦めろ」







ここまで来たら、諦める以外選択肢がない事なんて馬鹿でもわかる







「わかったよ…」





ZC「よし」







満足そうに頷いたジコが指先で私の額に触れた







ZC「契約完了だ」





「あ"っ…！！」







一瞬だけど、頭が砕け散るんじゃないかと思う程の衝撃に襲われた





意識が飛ぶか飛ばないかのギリギリ







「今…何を……？」







まだぐわんぐわんしてる中、声を捻り出す







ZC「Aの今まで表に出てなかった"まじしゃん"としての能力を出したんだよ。契約ができたからな。
左手首みてみな」





「左手首……？」







見るとそこには刺青みたいな物が刻まれていた





何だろうこれ……なんか丸っこいものに迷路みたいな模様…







ZC「お、AはBRAIN(ブレイン)か。
しかも3(スリー)だからだいぶ優秀だな」





「ブレイン……？スリー……？」





ZC「"まじっく"の事は後でピオに聞いてくれ」





「はぁ…」







ブレインって事は少なくともこの絵は脳みそか







ZC「契約も終わったし戻るか。
あ、ちなみに俺のまじっくはCELL(セル)だ。覚えとけ。」





「あ、うん」







セル……細胞？？





そう考えてるうちに、いつの間にか元の部屋に戻って来ていた

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