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PO「あ!ついたついた!Aここだよー!」




「え………ここって」





ニコニコしながらピオが指差す先に見えるのは




私が勤めていた銀行




入り口にはまだBlock Bの傷跡が残っている





「……何の嫌がらせ?」





私だって悲しさを感じるだけの人並みの感情は持ってる




こっちでの存在を抹消されたと聞かされた時は




正直とても辛かった




家族、学生の時からの友人に…職場の同僚




みんな私の存在を知らないなんて




受け入れたくなかったけど、現実は変わらないから




今はもうまじしゃんだから




…なのにまたここに来るなんて





PO「嫌がらせなんかじゃないよー?」




TL「だって僕たちAの事連れて来る為にここのお金全く手つけてないもん笑」




PO「そうそうっ!今度はお金もらわないとっ!」





2人を見て思わず変な汗が出た




笑っていたからだ




楽しそうに、屈託のない笑顔で





「悪びれる気持ちとか…あんたらにはないわけ?」





どうせないんだろうけど





PO「あったよ?」




「…え?」




PO「ケパンでBlock Bとして生きてくって、自分で決心する前までは、6人みーんな罪悪感と自己嫌悪にまみれてた」




TL「ジコは僕達が来た時にはもう腹括ってたからわからないけど、きっとジコも最初はつらかったと思う」





当たり前のように言う2人に




言葉が出なかった





TL「すぐにとは言わないからさっ、Aも受け入れてよ(^^)
僕らの事もケパンの事も………この現実にも」




PO「Aは僕らとは違う合流の仕方してるから、不安がより大きいと思うけど。もうファミリーでしょ?シェアしようよ不安も幸せも」




「……ごめん二人とも、ありがとう」





切り替えるんだ。自分の気持ちを。




私は拳を握りしめて




かつての居場所を静かに見上げた

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作品ジャンル:ファンタジー
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メイベル - ジャックポットもベリグも大好きです!最近この作品見つけてハマりました!もう長らく更新されていないみたいなので、続きが見れないかもと思うと、早くこの小説に出会えていればなと思います…よろしければ更新お願いします!素敵な小説をありがとうございます! (2019年12月28日 12時) (レス) id: 398ec1baa9 (このIDを非表示/違反報告)
たんぷん(プロフ) - てくさん» てくさん教えていただきありがとうございます…!!見落としていました本当に失礼しました汗 (2017年7月7日 19時) (レス) id: 7e1a9aba71 (このIDを非表示/違反報告)
てく - 違反になりますので、オリジナルフラグを外していただけませんか? 作品作成のルール・注意点・ガイドラインにも載っていますのでおめ通しください (2017年7月7日 18時) (レス) id: 42191458d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たんぷん | 作成日時:2017年4月5日 0時

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