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暗い





ここはどこだろ……





遠くから何か音が聞こえる





これは…ピアノ？







ZC「ヤホーーーーーーーーー！！！」





「？！！？！？！！？！！」





UK「あ、起きた」







私寝てたのか





…じゃなくて、ここどこだ？！





そんなに広くない部屋に





私が寝ていた大きなソファを囲むようにして、変なカラフルスーツの男達





誰だこの人達







ZC「おう、やっと起きたか」





「……あ！」







私の目の前に顔を向けた黄色スーツ





そいつの顔は紛れもなく泥棒集団Block Bのジコだった







「ジ………ジコ……」





ZC「あ？」





PK「何？ジコこの子と知り合い？」







ぎょろっとした目の青スーツが私の顔を指差す





この人もだ……Block B…………






ZC「な訳ねえだろ」





TL「でもこの子さっきジコの名前呼んだよね」







周りの人達をぐるっと見渡す





やっぱり全員テレビとか張り紙で見たことある





Block Bは7人、ここにいるスーツ衆も7人







「やっぱりBlock B………」





UK「ねぇやっぱりこの子俺らのこと知ってるみたいだよ」




「っ？！」







さっきまで小さいソファーに座ってたピンクスーツが





いつの間にか私の座っているソファーの肘掛けで頬杖をついていた





…いつ移動したんだこの人







ZC「まぁ、知ってるに越したことはねぇだろ」







黄色スーツ……ジコはそう言って鼻を鳴らす







BB「ねぇ君なんて名前？」







黄色い羽根……みたいな物で遊びながら





なぜか抑え気味の声で話す緑スーツ





なんか…この人普通……？







「……チェです」





BB「下の名前」





「Aです……」





BB「だってさ、ジコ」







あ、名前流された





いや別に隠してたわけでもないけど…







ZC「へぇーーAって言うんだお前」





「え…あ、はい」





ZC「よし、じゃあ早速採用試験だ」





「は？」







パチンとジコが手を叩く





その瞬間、スーツ衆と奇妙な部屋は消え





変な渦巻きが一面に大きく描かれた廊下みたいな所に変わった





卓上電気みたいなのが置かれた机を挟んで、私の向かい側に座る変な人





服装も髪の色もさっきと全然違うけど





顔立ちからしてこの人はジコだ







バンッ！！！！！！







急に机を叩いたと思ったら





鋭い目つきで顔を上げるジコ







ZC「これからAの採用試験をする」

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