理由 2 ページ11
話の内容はわかったし、私がここに来た理由もわかったけど
「いや無理だって!私最近人なんてそうそう撮ってないし!!そもそも写真の腕もまだ……」
焦りでだいぶ早口になる
一方のジホは信じられないほど落ち着いてる
ZC「本格的な技術は現場のプロカメラマンから学べばいいんだよ。Aはただ、俺たちを撮りたいように撮ってくれればいい。」
「そうだとしても初期段階の技術も必要でしょ?」
ZC「それは俺が保証してる。」
何を根拠にそんなこと言ってんじゃウジホ。
マネ「でも、あー…Aちゃんって言ったっけ?なんでお前はそんなにAちゃんにこだわるんだ?」
今まで私たちの会話を聞いて笑っていたマネさんがジホに聞く
そうだよ!
韓国にいたら私なんかより腕のある人いっぱいいるじゃん!!
ZC「マネヒョンまでー……俺はこいつの才能を買ってるんだよ。」
ため息をつきながらあっさり答えたジホにマネさんが目を丸くした
マネ「へぇ、才能ねぇ。お前がそこまで言うの珍しいな。じゃAちゃんの腕は確かってことか。」
えええええ……マネさんまで納得しちゃったよ汗
マネ「けど社長は了解してくれる見込みはあるのか?」
社長……そっかジホも事務所に所属してるから、ジホの独断もきかないもんね
ZC「30分で話つけるわ」
ほんと何この人
ジホは自信の塊なの?
マネ「よし着いたぞー」
と、すぐ扉をあけて車を降りるジホ
ZC「ほらA行くぞ」
「え?あ、うん」
ジホの後に続いて事務所であろう建物に私も入って行く
歩きながら見たジホの背中は思ったより力強く、自信に満ち溢れてる
不安からか混乱からかわからない感情にのまれながら
私はずっと首から下がるカメラに触れていた
60人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
R(プロフ) - 毎回更新楽しみにしてます! (2017年4月1日 20時) (レス) id: 2a775d9099 (このIDを非表示/違反報告)
toto(プロフ) - 楽しませていただいてます!応援してます(о´∀`о) (2017年4月1日 16時) (レス) id: aef32fdf46 (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - 面白いです(^^)続きってます!!! (2017年3月31日 23時) (レス) id: 20d6271c1a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たんぷん | 作成日時:2017年3月7日 23時