最悪...だけど仕方ない(番外編2) ページ18
仕方なくAさんの隣に座ると
明らかに沢田の目が
短パンからスラッと伸びたAさんの太ももに
釘付けになっていた
最悪だ
僕の奥さんの足...
しかも太ももを見るなんて...
「竹内さん...
冷房が効いていて寒くないですか？」
僕はたまらず、ジロッ！
「えっ？あっ、ああ...そっ、そうだね！」
Aさんに足を隠させた
そんな中車が発進すると
すぐに沢田が
何やら楽しそうにAさんに会話を振り始めた
何がそんなに楽しいんだ！
Aさんも笑顔でそれに答え
イライラが半端ない！！
その内に疲れたのか
ようやく静かになった沢田
はぁ...やっと静かになったか
...ん？
「！！！」
するとあろうことか
Aさんの肩に頭を載せすやすやと眠り始めた
最悪だ
ホントに最悪だ...
コイツは今日、かき氷のスプーンで
Aさんと間接キスもしているし
気持ち良さそうに眠る寝顔が
憎たらしくてしょうがない
どうしてくれようかと考えていたら
コテン...
突然右肩に感じた温もり
眠ってしまったAさんが
僕の肩に頭を預けてきた
伏せた睫毛...
少しだけ開いた口から聞こえる小さな寝息
それと鼻の頭が
日焼けでほんのり赤くなっていた
「・・・・」
ちゅっ...
気付いたらAさんの頭にキスしていた
どうしよう...可愛い
ゆっくり開けた視線の先には
相変わらず気持ち良さそうに眠る沢田の顔
やっぱり最悪だ...
だけどAさんが可愛いから
仕方ない...
すっっっごくイヤだけど
そのまま眠らせてあげる、かな...(笑)
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作者名：ami
| 作成日時：2013年7月19日 13時
