バードキス、その後 ページ36
「ん...」
朝か...
不意に目覚めて瞼を開けると
「ダメ...行かせない」
ぎゅう...
いつの間にこうなったのか
後ろから私を抱き締めるアイツの腕が
裸のままの私の身体をすっぽり包み込んだ
「でも、そろそろ授乳の時間だから...」
見上げたゲストルームの壁掛け時計は
もうすぐ朝の6時になるところ
「そんなの、泣いてからあげればいいんです」
「・・・・」
泣いてからって...
確かに間違ってはいないけど
はぁ...
相変わらず永遠には厳しいアイツ
「でも結愛のご飯も作らないと」
「それは僕が作ります」
お、それは有難い
「だから...」
だから？
「もう少しこうしてて...」
言いながら項に
鼻先を擦り寄せてくる
「...ッ」
そんな...
甘く掠れた声でそんな事をされると
イヤなんて言えない
「ん...」
思わず頷いた私を
アイツの腕が更にきつく抱き寄せた
背中越しに感じる
アイツの体温、逞しい身体
昨夜のアイツを思い出してしまう
"A..."
宣言通り
脱いだスウェットで緩く私の両手を縛って
頭上で拘束されているその手を
片手で押さえながら
繰り返し私の上で揺れるアイツの姿は
今思い出しても胸の奥が熱くなる
「...ッ///」
この腕で私を...
きつく体に巻き付く逞しい腕に改めて気付いて
更に熱くなる胸
「A...」
そんな私をアイツが見逃すはずもなく
熱っぽい声で私を呼ぶと
半ば強引に私を自分の方へ向き直した
「ホントは全然、足りなかった...」
アイツの指先が
私の前髪を後ろへ払いよけた
そのままこめかみを撫で
耳たぶを摘まんで
「あんなんじゃ、全然...」
実は昨夜
アイツが私を抱いたのはまさかの一度だけ
恐らく永遠の子育てで寝不足気味な私を
気遣っての事だろう
あんなに我慢していたのに
「チャンミン...」
見つめる眼差しにやられ
私もそっとアイツの髪に触れた時
「ふ、ふぎゃあ...」
寝室から永遠の泣き声が
「「・・・・」」
真顔で見つめ合う私とアイツ
「...ンッ！」
と思ったのも束の間
項を引き寄せたアイツに唇を塞がれ
甘く強引な、だけど諦めのキス
.
「はいはい、今行きまーす...！」
その後すぐ聞こえてきた結愛の私達を呼ぶ声に
流石に慌てて服を着て寝室へ向かった
「ちぇっ、ちぇぇーっだ！」
もちろん、子供のように唇を尖らせ
渋々服へ手を伸ばすアイツは
一人ベッドの上に残したまま
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まぁこ(プロフ) - amiさん、お久しぶりです。更新嬉しいです(*>∀<*)色々大変かと思いますが、あまり無理しないで下さいね←とはいえ、amiさんの作品楽しみに待ってたりするんですけどﾈ…(；^∀^)ｗｗｗ (2023年2月1日 8時) (
レス) @page41 id: 029019a352 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - 更新だー！何て嬉しい！もうね…ホンモノよりこちらのチャンミンが、好きかも… (2023年1月31日 18時) (レス) @page41 id: 3fea742e13 (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - シュンさん» シュンさん、変わらず私のお話を楽しんで下さり感激です〜！ありがとうございます(*^^*)お陰様で少しですがお話を綴る事が出来ました。やっぱり私も楽しいです！既に鬱陶しいアイツが顔を出ちゃってますが、楽しんで頂けるよう進めていきますね。 (2023年1月16日 3時) (レス) id: 36d0bee08b (このIDを非表示/違反報告)
シュン(プロフ) - amiさんお久しぶりです！私もアイツに会いたくなって先日最初から読み直してたんですよ！本当に久々にこちらにお伺いして、彼にバンビにそしてアイツ色んなamiさんのチャンミンやっぱ良いです！更新よろしくお願いいたします (2023年1月16日 0時) (レス) id: edf4f9d9dc (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - すごく久しぶりにお邪魔しました。やっぱりこのお話好きです (2020年12月6日 14時) (レス) id: 981abbc330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ami
| 作成日時：2017年10月4日 22時
