雛鳥☆永遠のライバル番外編 ページ25
「うわぁ、美味そ〜！(笑)」
ちぃとチャンミンが作った炒飯が
ダイニングテーブルに並べられた
もちろんスープも一緒に
「ふっ(笑)」
ちぃの中では
炒飯といったらワカメスープなのか
ありもしない思い出から作られたスープに
思わず笑みが零れる
大きなダイニングテーブル
リビング寄りの端の席に座った俺の前に
チャンミンが座り
その隣にちぃが腰を下ろした
寝室で寝ている結愛はまだ起きてきそうもない
お誕生日席に置かれたベビーチェアは空のまま
「じゃあ早速食っていい？(笑)」
「うん(笑)」
笑顔で答えるちぃを見て
「いただきまーす(笑)」
早速美味しそうな香りが漂う炒飯に
手を伸ばした
「え...」
その直後、炒飯を一口頬張った俺の前で
ちぃが戸惑いの声を上げた
...ん？何？
「Aさんはこっち」
見ると隣に座るチャンミンに
自分の皿とチャンミンの皿を入れ替えられ
驚いている
でも無理もない
なぜって、盛られている炒飯の量が
明らかに違うから
俺の皿と同じように
おそらく2人前はあるであろう炒飯に
無言で視線を落とすちぃ
するとチャンミンが
しれっとした顔ですかさず口にした
「何でこっちか
わかりますよね？」
...はは〜ん、なるほどわかった
チャンミンのヤツ、多くよそってある分を
ちぃに食べさせて貰おうって魂胆だな
案の定、炒飯を見つめて
眉間にシワを寄せたちぃに向かって
チャンミンは口を開いた
「あ〜ん(笑)」
...いやいやお前、ソレはないだろ
ちぃの顔見てみろよ
眉間のシワ、一層深くなってるし
いくら俺に当て付けたいからといって
あり得ない
呆れて思わず手が止まった俺の前で
痺れを切らしたのか
唇を尖らせたチャンミンは
顎をしゃくって催促した
「ン！」
そして再び口を開ける
「あ〜ん(笑)」
・・・雛鳥のように
「はぁ...」
諦めたのか、小さくため息を零したちぃが
その口に炒飯を運んでやった
パクッ！もっぎゅもっぎゅ(笑)
それを満面の笑みで食すチャンミン
...いや、雛鳥
「はぁ...」
再び小さくため息をついたちぃと目が合い
「ふっ...(笑)」
同情と励ましの意味を込めて笑顔を送った
返ってくる諦め交じりの微笑み
しかし毎度の事ながら
世界広しといえど、きっとこんな変わったヤツ
滅多にお目に掛かる事はないだろう
「...(笑)」
目の前で、度々雛鳥のように口を開ける親友に
目を細めながら炒飯を完食した
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まぁこ(プロフ) - amiさん、お久しぶりです。更新嬉しいです(*>∀<*)色々大変かと思いますが、あまり無理しないで下さいね←とはいえ、amiさんの作品楽しみに待ってたりするんですけどﾈ…(；^∀^)ｗｗｗ (2023年2月1日 8時) (
レス) @page41 id: 029019a352 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - 更新だー！何て嬉しい！もうね…ホンモノよりこちらのチャンミンが、好きかも… (2023年1月31日 18時) (レス) @page41 id: 3fea742e13 (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - シュンさん» シュンさん、変わらず私のお話を楽しんで下さり感激です〜！ありがとうございます(*^^*)お陰様で少しですがお話を綴る事が出来ました。やっぱり私も楽しいです！既に鬱陶しいアイツが顔を出ちゃってますが、楽しんで頂けるよう進めていきますね。 (2023年1月16日 3時) (レス) id: 36d0bee08b (このIDを非表示/違反報告)
シュン(プロフ) - amiさんお久しぶりです！私もアイツに会いたくなって先日最初から読み直してたんですよ！本当に久々にこちらにお伺いして、彼にバンビにそしてアイツ色んなamiさんのチャンミンやっぱ良いです！更新よろしくお願いいたします (2023年1月16日 0時) (レス) id: edf4f9d9dc (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - すごく久しぶりにお邪魔しました。やっぱりこのお話好きです (2020年12月6日 14時) (レス) id: 981abbc330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ami
| 作成日時：2017年10月4日 22時
