ジェラシー5 ページ5
「やっぱりそうだ(笑)」
前回会った時は何も知らなかったから
彼女の印象は
"キレイな人"
ただそれだけだった
でも今日は...
「なに？またチャンミンと待ち合わせ？」
彼女が「チャンミン」と呼ぶ度に
胸がキュッ...となった
この声で、彼を呼んだんだ...
「はい...」
「じゃあ、それまでここにいていいかな？」
「え...」
「私も待ち合わせなの(笑)」
イヤと言えない、私の性格
ちょっとしたコンプレックス
イヤなのに...
彼女の声を聞くだけでもイヤなのに
「...はい」
「ふふっ、よかった(笑)」
ホント、自分で自分に呆れてしまう
「あ、コーヒー頼んでいい？」
「はい...」
「すみません」
スタッフを呼ぶひとみさんの細く白い手が
ヒラヒラと宙に舞った
指先には、綺麗に施された
冬らしいカラーのボルドーのネイル
その爪が...
彼の背中に
しがみつくようにくい込んでる光景が浮かんで
バッ...！
慌てて目を逸らした
胸の中心で
心臓がバクバクと音を立てている
今すぐここを逃げ出したくなった
だって、彼は実際この人と...
そこに愛はなくても
やってる事は、私の時と何も変わらない
話で聞くのと、実際目にするのとでは
その衝撃が全然違った
やっぱり、ムリ...
ここにはいられない
そう思って立ち上がろうとした時だった
「...クスッ(笑)
その様子じゃ知ってるのね、私と彼の事」
そう口にする
彼女の愉快そうな声が聞こえてきた
やっぱり...
私の考えてる事はいつでも駄々漏れ...
「そんな事まで話すなんて...
本気なのね、あなたに」
え...
彼女の声色が、変わった気がした
顔を見てないからわからないけど
ひとみさんは、もしかして...
「彼、上手いでしょ？(笑)」
ほとんどあてにならない
私の女の勘
そのせいでたくさん痛い目を見てきた
でも...
「そう言えばあのクセ
まだ変わってないのかな...」
たまに...
あたっちゃう事があるの
「...あのクセ...って？」
勇気を出して顔を上げてみた
「...イク時に、頭を抱えるヤツ(笑)」
私を見つめる、ひとみさんの顔
その顔は確かに笑っているのに
見つめる瞳には
明らかに嫉妬の色が滲んでいた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 812人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ami(プロフ) - 14Bonさん» 14Bonさん、こんにちは(*^^*)嬉しいお言葉をありがとうございます！キュンとして頂けるようなお話を描くのが目標ですのでそう言って頂けて嬉しいです！秘恋の続編も妄想MAXで頑張りますね！ (2016年12月28日 16時) (
レス) id: 6ea46f445a (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - ここあさん» ここあさん、お忙しかったんですね。体調には十分お気をつけ下さいね。チャンミンの可愛い嫉妬、拾って頂けて嬉しいです。自分だって過去に...でもそんなところが愛おしいです。次回先生の恋チャンミンもまた一緒に楽しんで下さいね。 (2016年12月28日 16時) (レス) id: 6ea46f445a (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - ゆきさん» ゆきさん、お待たせ致しました！待望のチャミ先生です！(笑)今回も皆様がキュンとなるようなチャミ先生を描けるよう頑張ります！一緒に楽しんで下さいね。 (2016年12月28日 15時) (レス) id: 6ea46f445a (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - あいらさん» あいらさん、こちらこそいつもありがとうございます(*^^*)秘恋チャンミン、アンケートでもぶっちぎりの一位だったので、ちょっとドキドキしてます。楽しいお話になればいいのですが。また一緒に楽しんで下さいね。 (2016年12月28日 15時) (レス) id: 6ea46f445a (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - sayoさん» sayoさん、ありがとうございます(*^^*)早速立ち上げましたので、これからまた一緒に楽しんで頂けたら嬉しいです！ (2016年12月28日 15時) (レス) id: 6ea46f445a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ami
| 作成日時：2016年12月7日 9時
