プレゼント1 ページ28
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「...ッねぇ、ちょっと待って」
ちゅっ...
「ちょっと待っててば、チャンミンッ...」
無事に仲直りを終えて
手を繋いで帰って来たアイツの家
玄関の扉をくぐるなり
直ぐ様キスの雨を浴びせてきたアイツの胸元を
両手で力一杯押した
それを無視して...
と言うより、少しも微動だにする事なく
「...どうして？
こんなに可愛いのに、待てるわけないっ...」
早くも熱くなった息を吐くアイツ
散々アキさんと比べられて
ずっと自信をなくしていたから
そんな事言われてすごく嬉しいけど
せめて中入ってから...
「...ンッ」
ふいに首筋に噛みつかれ
堪らず体が揺れた
それに追い討ちをかけるように
耳の後ろへと流れていったアイツの唇
「ホントは...
キスして貰った時からずっとこうしたかった」
動く度に肌を掠めるその感触に
ゾクリと鳥肌が立ち
しかも、ずっとこうしたかったって...
「...ッ///」
「クスッ...擽ったい？(笑)」
クスリと笑い
伸ばした舌先で
容赦なくそこを舐めた
「アッ...」
耳が弱い私
思わず甲高い声が漏れ
恥ずかしくてアイツの首にしがみついた
「可愛い...ホント可愛い」
それに応えながら、片手で髪を寄せ
現れたうなじに唇を這わせたアイツに
更に揺れる身体
「ねぇ...お願い
せめてシャワーを浴びてから...」
そんな自分の様子に
これ以上進んだら後戻りできないと感じて
必死に訴えた
「ダメ...」
「え...」
ダメ...？
にも拘わらず帰って来た言葉は
思いもよらないもので慌てて聞き返す
「どうしてっ？」
「だってずっと我慢してた...
だから、逆に褒めて？」
するとそんな事まで言い出す始末
「それに、明日はクリスマスイブ...」
...うん、だから？
「だから...」
そこまで言うと、アイツはようやくキスを止め
見上げる私を見下ろした
「だから...
プレゼント、ちょうだい？」
プレゼント
それって...
「...ッ///」
ピッタリ寄せた私の腰に腕を絡めて
おでこを重ねてオネダリするアイツに
一気に身体が熱くなった
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作者名：ami
| 作成日時：2016年3月21日 17時
