二度目の旅行☆おまけ2☆ ページ10
☆ペンションにて☆
「ここの野菜
ほとんどオーナーの自家栽培らしいですよ」
「...うん」
「どれも新鮮で甘みがありますよね」
「そうだね...」
ペンションのレストランで夕飯を囲む僕達
目の前に座るAさんは
もうずっと、どこか上の空
理由はたぶん...
「あ、そうだAさん。
11時(23時)からなら貸切り風呂空いてるって」
「えっ...貸切り・・・」
ボンッ...！///
今夜の事をものすごく意識しちゃってるから
その証拠に
「貸切り風呂」に反応して一人真っ赤になってる
クスッ...(笑)
可愛いな
もう何度もシてるのに
いつまでたっても
”そーゆー事”に慣れないAさんが
可愛くて堪らない
「だから予約しちゃいましたけど...よかったですよね？」
「う、うんっ...///」
いつもAさんに甘えてばかりだけど
僕だって男
そんな可愛い顔を見せられたら
もっともっとって、苛めたくなる
「ねぇ、Aさん...」
僕は真っ赤な顔で
ひたすらパスタを頬張るAさんの手を
そっと握って、ゆっくり顔を寄せた
ビクッ...！
それに過剰に反応して体を揺らすAさん
だからそーゆーところが...
「...覚えてますよね？僕がさっき言った事」
今夜は覚悟してって
だからこんなに上の空なんでしょ？
「予約も取れたし
汗かく事...いっぱい、しましょうね？」
「...ッ///」
だからそーゆーところが
僕の意地悪な囁きに
真っ赤になって恥ずかしがるところが
僕は可愛いくて可愛いくて
仕方ないんだよ？
ちゅっ...
首まで赤くして固まるAさんの手を引き寄せ
そこに優しく、キスをした
「...ッ///」
「そうゆう事だから
急いで食べちゃいましょう！」
「う、うんっ...！///」
「うん」だって...(笑)
それが何を意味するか、わかってやってるの？
もうホントに...食べちゃいたい
「はい、アーン(笑)」
「んっ...」
「美味しいですか？」
たった今口に含んだ、そのプチトマトくらい
真っ赤になってブンブン頷く
可愛いAさんを見ながら
僕も残りのパスタを頬張った(笑)
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作者名：ami
| 作成日時：2016年3月21日 17時
