かわいいアイツ ☆Changmin☆ 可愛い彼は大学生8 (ページ16)

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冷めた瞳でページ16

「...あ、セラ(笑)」

「ぁ...」

雨が降る中、向かった大学

校舎に入るなり偶然セラと出くわした

「先に行ってるよ...」

セラと一緒にいた友達が

コソッとそう告げて立ち去り

一人になったセラの元へ行く

「雨、大丈夫だった？」

セラが帰ってすぐに降り出した雨

今は大分落ち着いてきたけど

さっきまでどしゃ降りだった

「あ、はい...平気でした」

「そ、よかった(笑)」

「あのチャンミンさ...
じゃない、チャンミン///」

僕のお願いを忠実に守ろうとする姿が

いじらしい

「ん？」

「か、彼女から
連絡はありましたか...？」

「え...」

まさかセラが

Aさんと鉢合わせしていたなんて

そんな事知る由もない僕は

ただ単純に

セラがまだ彼女であるAさんの存在を

気にしてるだけだと思い

「ないけど...ゴメンね」

セラに頭を下げた

「そんな...！
謝らないで下さい、謝らないでっ...」

今にも泣き出しそうな顔で首を横に振るセラ

「謝らなきゃいけないのは...私の方」

「え？」

私の方...？

「どうして？」

俯いていた顔を上げ

依然として泣きそうな様子のセラが

口を開こうとしたその時

「ねぇ、一体どーゆうつもり？」

登校してきた誰かが

横から声を掛けてきた

「...え？」

見ると、冷めた瞳で僕達を見つめる

一之瀬さんがいた