アイツの日記帳12 ページ33
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「それで結局、レイとは別れたんです」
「そうだったんだね...
チャンミンが自分の気持ちに気付いたきっかけは平岡君の存在が大きかったんだね」
「はい」
平岡君か...
ホント、アイツにとっても私にとっても
平岡君様様だね
「あ、なんですか？その沈黙は。
まさか大介の事思い出してるんじゃないでしょうね？」
え？バレた？
てゆーかこの状況なら普通は思い出すでしょ？
「はぁ...全く！僕と一緒にいるのに他の男を思い出すなんてやめて下さい！ここにも書いてあると思うけど、二人で買い出しに行った時なんか気が気じゃなかったんですよ？」
そう言ってアイツが
ぶぅっ！と頬を膨らませた
「二人で楽しそぉーに笑い合うし...
何度邪魔してやろうと思ったかわかりません...ブツブツ」
邪魔してやるって...
「もしあの頃に戻れるなら、僕はゼーッタイ！
小道具係の座を大介には譲りません！」
「...ふふっ(笑)」
そうなんだ
「あ、何笑ってるんですか？僕は本気ですよ？」
アイツが後ろから私の顔を覗き込んだ
「隼人にだって
未だに嫉妬してるんですからね、フンッ！」
隼人...
隼人と言えば
引っ越して来た時色々大変だったよね
「ねぇ、チャンミン」
「なんですか？」
「隼人が引っ越して来た時
チャンミン色々と複雑だったでしょ？」
「はい」
「あの時の事も日記には書いてあるの？」
「ありますよ？」
アイツが日記帳をペラペラと捲り始めた
「これです」
どれどれ？
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作者名：ami
| 作成日時：2015年6月27日 10時
