コレってもしかして ページ34
「A...」
靴を脱がせ終わったアイツが
私の上に覆い被さってきた
私を見下ろす眼差しは、まだどこか鋭くて
斉藤さんに対する嫉妬が残っているのが
ありありとわかる
宥めるようにそっと頬に触れると
ゆっくり近付く唇
「ンッ...」
再び蕩けるようなアイツのキスが始まった
既にブラのホックが外されてる私の胸は
服を捲れば簡単に露になり
指で...
舌で、唇で
次々痺れるような快感を与えられていく
もう、恥ずかしいくらい声を上げているのに
「もっと声出して...」
そう言ってアイツは許してくれない
ついに服が邪魔になったのか
アイツが素早く私の服を脱がせた
お昼前の、明るい部屋
一人だけ下着一枚着けただけの姿は
流石に恥ずかしくて
「チャンミンも...」
私もアイツのロンTに手をかけた
スルスルとアイツの身体を上っていく
私が掴んだTシャツの裾
胸の辺りまでくると
最後はアイツが自分で脱ぎ捨てた
目の前で露になった
久しぶりに目にするアイツの綺麗な身体
私に覆い被さる、その熱い背中に
ドキドキしながらゆっくり腕を回した時だった
「...何、コレ」
アイツの鎖骨の真ん中辺りに見えたものに
目を疑った
滑らかなアイツの肌に
くっきり浮かぶ小さな紅いアザ
こんなところに
なんで内出血の...
次の瞬間
ドクンッ！と心臓がイヤな音を立てた
もしかしてコレって...
「キス、マーク...？」
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作者名：ami
| 作成日時：2015年3月28日 22時
