期待してる自分 ページ33
ドアが開くとすぐ
アイツに後ろから抱き抱えられ
雪崩れ込むように中へ入った
そのままそこで壁に両手を押し付られて
唇に、激しいキスが降ってくる
でも、こんな時でも
アイツのキスは悔しいくらい上手くて
「んっ...ッ...！」
徐々に何も考えられなくなっていく
そんな私に気付いたのか
キスをしながらアイツが更に私を追い立てた
ロンTの裾から
腰のラインを這うように忍び込んできた
アイツの右手
慣れた手つきでプチンとブラのホックを外すと
直に胸を触ってきた
ゆっくり、強弱をつけて
包むように私の胸に触れるアイツの手
「ぁっ、ッ...！」
甘い刺激に堪えきれず
キスの合間に声を漏らす私を
じっと見つめるアイツの瞳
私が自分の手によって堕ちていく様子を
見届けようとしている
「チャンミンッ...！」
遂に立っていられなくなって
アイツの首にぎゅっとしがみつくと
ふわっと横抱きにされて
ベッドへ連れていかれた
靴を履いたままベッドの上に横たわる私
その靴を、ベッドに腰掛けたアイツが
ゆっくり脱がせていく
ドキドキと心臓がうるさく鳴り響いた
まだ外は明るいし
嘘をついた理由も聞かなくちゃいけないのに
これから始まる事を期待している自分がいる
アイツと付き合ってから
数えきれない程アイツに抱かれて
愛しい人と
肌を重ねる
久しぶりに交わした蕩けるようなキスと
胸への愛撫で
すっかり熱くなってしまい
情けないと思いながらも
止める事などできなかった
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作者名：ami
| 作成日時：2015年3月28日 22時
