かわいいアイツ ☆Changmin☆ 可愛い彼は大学生6 (ページ27)

今日:5 hit、昨日:3 hit、合計:328,327 hit

気になってページ27

翌日、約束通り

参考書を渡しに南川さんの家に寄った

渡された地図を頼りに辿り着いた南川さんの家は

少し古い感じの、2階建ての木造アパート

カンカンと鳴る階段を駆け上がり

ブーッ

今時珍しいチャイムのインターホンを鳴らすと

ガチャ...

「あ、シム君おはよー...(笑)」

起きたばかりなのか

部屋着姿の南川さんが出てきた

ダボッとしたラフなスウェットに

短パン姿の南川さん

「あっ...おはよう」

僕だって男

いつもはジーパンに隠れている生足が見えて

ちょっとだけ目のやり場に困る

「随分早いね...。
もしかして始発で行くの？」

「うん。合鍵は預かってるから、仕事が終わるのを部屋で待ってようかと思って」

と言いつつ、多分駅まで迎えに行くんだろうけど

「そうなんだ...」

「あ、コレ、約束の参考書」

僕は背負っていたリュックから

分厚い参考書を取り出した

「...ありがとう(笑)」

なんだろう？

心なしか、南川さんが元気ない気がする

「うわ...すごい重いね。
泊まりの荷物もあるのに、大変だったでしょ？」

「ううん、それは平気だけど...」

気のせい....かな？

「そう？こんなに重たいもの持ってきてくれたからお礼にお茶でも...と言いたい所だけど・・・その様子じゃあ、もちろん上がっていかないよね」

「...うん」

流石にそれは出来ない

Aさんがいるのに

一人暮らしの女の子の家に上がるなんて

「...だよね(笑)」

あ、やっぱり元気ない気がする

「じゃあ、下まで送るよ...」

そう言って

サンダルに足を伸ばした南川さんの様子が

どうしても気になって

「あの、南川さん...」

僕は俯きサンダルに足を引っ掛けてる南川さんに

声を掛けた