アイツと旅行15 ページ15
助かった！アスカ先輩！
私は藁にもすがる思いで(大げさ)
アスカ先輩を見た
・・・けど、アレ？
先輩...目が据わってますけど
大丈夫ですか？
「おふじゃけはしょれくらいにしなしゃーい！」
・・・って
大丈夫じゃないですよね？
ろれつ回ってないし
「あぁ、もう！
アスカったら弱いのにそんなに飲んで」
やっぱりそうなんですね...マミさん
「よっれらかっれ
いらいけな子供をいじめれっ！」
いたいけな子供って...
確かにアイツは大きな子供だけど(ひどいヤツ)
「...あの、大丈夫ですか？」
「大丈夫、大丈夫〜。
いつもの事だから(笑)」
そう言ってマミさんとケイさんは再び席につき
「彼固まっちゃったけど
目の保養になるからいっか、このままで(笑)」
「いい〜、いい〜！(笑)」
キャッキャッ言いながら食事を再開させた
ショックで固まってるアイツも気になるけど
それより今は...
「アスカ先輩、水貰って来ましょうか？」
いつもと全然様子の違う先輩が心配
「...ん？あれぇっ？Aっ？
ろーしてこんなとこぉにAがいるのぉ？」
・・・って
いやいや
私はさっきからずっとここにいました！
あなたの目の前に！
「ホントに大丈夫ですか？先輩」
「ん？あれぇ？いつの間に髪切っらのー？」
「えっ？」
「いつもの、ぽにぃてぇるはろーしたのぉ？」
あぁ、そっか
アスカ先輩がいた頃は髪が長くて
いっつもポニーテイルしてたんだった
それで...
「確かに可愛いかったですよね。
Aさんのポニーテイル(笑)」
ん...？
突然隣から聞こえてきた声
見るとはだけた浴衣のまま
ニコニコと私達の会話に交じるアイツが
立ち直ったか(ひどい言い草)
「そうよぉ。
ほんろに可愛かったんらからぁ...」
いや、それほどでも...(照)
「うんうん！(笑)」
なぜかアイツの方がご満悦
「ポニーちゃん...」
そうそう、懐かしいなその呼び方
よく呼ばれたっけな、白鳥さんに...
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作者名：ami
| 作成日時：2014年9月25日 15時
