僕の大好きなレイは ページ27
バッ！！
「違うんだ、レイ///コレは友達がっ...！」
すごい早さで床からソレをひろい上げると
慌てて後ろ手に隠した
「あっ...うん。
そうだよね、ちょっとビックリしただけ」
そう言ってレイが立ち上がった
「行こ？(笑)」
顔を真っ赤にして
ドキドキと心臓を高鳴らせている僕とは違い
どこか余裕が感じられるレイの笑顔
その笑顔にズキッ！と胸が痛む
レイ...
聞いちゃいけない
いけないとわかっているのに
「どうしてそんなに余裕なの？
ビックリしたって...それって僕がまだまだ子供だから？」
我慢できずに聞いてしまった
「チャンミン...」
レイが困ってる...
わかっているのに
何も答えてくれないのが悲しくて
「レイは初めてじゃないんでしょ？
付き合ってた人がいたって言ってたもんね。だからそんなに余裕なんだ...」
ポロポロと涙を流しながら
今度はそう言ってしまった
「チャンミン...」
次々零れ落ちる涙を拭いてくれようと
レイが手を伸ばした
パシッ...！
その手を勢いよく払いのける
顔も知らない
レイの恋人に嫉妬して...
「ホントはずっと気になってた...。
レイが僕以外の誰かと付き合っていたこと。キスもHも...その誰かとしてるって考えたら頭がおかしくなりそうだった！」
ずっと隠していた想いは
一度口に出したら止まらなくて
「だって、レイが好きだから。
好きで好きで...どうしようもないくらい好きだから...！」
泣きながらレイに想いをぶつけた
もう、どうすればいいかわからない
想いが溢れて
「...ッ」
どうすればいいか、わからないよ
「...おいで？」
俯き、流れる涙をゴシゴシと拭う僕を
レイがそっと抱き寄せた
レイ...
「確かに私はチャンミンが初めてじゃない...」
やっぱり...
聞こえてきた言葉に
胸がズキンッと音を立てた
「でも...」
でも...？
「チャンミンの初めては
私にちょうだい...？」
「...えっ」
それって...
僕を抱き締めていた腕が緩み
体を離すと見えたのは
うっすら涙を浮かべたレイの顔
「レイ...」
その涙は僕のせいだよね？
僕の子供っぽい嫉妬が、レイを傷付けたんだ
それなのに
それなのにレイは...
僕の大好きなレイは
「チャンミンの初めて...
私にちょうだい？(笑)」
そう言っていつもみたいに優しく
僕に笑ってくれるんだ
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ami(プロフ) - Mikuさん» Mikuさん、ありがとうございます(*^^*)マイペース更新、そして時々変態になり(笑)申し訳ないですが、一緒に楽しんで頂けたら嬉しいです♪ (2018年1月15日 23時) (
レス) id: 1a8abb9722 (このIDを非表示/違反報告)
Miku(プロフ) - amiさん、早速のお返事ありがとうございます。さらに色んなチャンミンに会えるのがたのしみです。いつも応援してます。 (2018年1月15日 23時) (レス) id: 43db41bb6e (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - Mikuさん、こんばんは(*^^*)全て読んで下さったんですね。嬉しいです♪ありがとうございます！大人のお話は観覧設定を変更する必用があります。マイページへ飛んで設定をクリック、観覧できるようR18コンテンツフィルタを変更し直して下さい。 (2018年1月15日 23時) (レス) id: 1a8abb9722 (このIDを非表示/違反報告)
Miku(プロフ) - amiさん、こんにちは。このお話を読み終わって、「かわいいアイツ」シリーズを全て読み終えました。「アイツ」はホンッとにかわいいやつですね。「私」のチャンミンへの甘い甘い優しさも大好きです。大人のかわいいアイツはどうやったら読めますか？是非読みたいです。 (2018年1月15日 20時) (レス) id: 43db41bb6e (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - ありかさん» ありかさん、こちらも読んで下さったんですね。ありがとうございます(*^^*)やはりレイとの過去は読むのに勇気がいりますよね。でもおバカなオマケで救われたみたいでよかった！(笑)この先もアイツの隣は「私」唯一人です！いつもありがとうございます。 (2015年7月29日 21時) (レス) id: 08257c9958 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ami
| 作成日時：2014年5月2日 13時
