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乙女の勘 ページ16

「ハァハァハァッ...」


イヤな予感がした


アイツの友達から

アイツが倒れたと聞いて


とにかく夢中でアイツの家を目指したけど


さっき書庫へ向かった時と同じ様に

アイツの家が近付くにつれ


再び胸を覆う、イヤな予感


もしかして一之瀬さんがいるんじゃないか


当たって欲しくはない

乙女の勘


.


ピンポーン


そんな予感を抱きつつ押したインターホン


「はい?」


聞こえてきたのは

間違いなくあの夜聞いた


一之瀬さんの声だった


「ハァハァ...」


やっぱり、一緒にいた


「...ッ」


ショックだったけど

今はそれどころじゃない


「あの!チャンミンが倒れたって聞いて来たんですけど」


彼女なのに

こんな事を言ってる自分が情けない


「...ちょっと待ってて下さい」


ガチャ...


しばらくして、開いたドアの先にいたのは

やっぱり一之瀬さんだった


長い黒髪が綺麗で

間近で見てもお人形さんの様なキレイな顔立ち


「あの、はじめまして私・・・」


こんな綺麗な人と一緒にいたら

もしかしてアイツだって...


ううん、違う

アイツはそんなヤツじゃない


だから敢えてこういう言い方をした


「チャンミンの彼女の、竹内ですけど」

「...彼女?」


それに微かに眉をひそめる一之瀬さん


一之瀬さんの言いたい事はわかっている


彼女ならどうして

一番大切な人が倒れたのに

それを他人から聞いてやって来るのか


倒れるくらい具合が悪かったのに

どうして気付いてあげられなかったのか


私をじっと見つめる

綺麗な二つの黒い瞳


醜い嫉妬でアイツを拒んでいた私が悪いのは

わかっている


でも...


私も負けじと見つめ返した


すると彼女の桜色をした唇が僅かに開き


「帰って下さい」


静かな口調でそう言った

彼女の本気→←そう思っているのに



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作者名:ami | 作成日時:2014年3月21日 0時

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