来ない連絡 ページ10
RRRRR...
「...ん」
電話...？
RRRRR...
やっぱり電話だ！
カバッ！
布団から飛び起き
枕元にあったケータイに勢いよく出た
「もしもしっ！」
「もしもし？A？私だけど」
「あっ、みな...」
アイツからじゃ、なかった
「...どうしたの？」
「朝早くごめんね、寝てたよね」
「うん、今日は休みだから...
でも大丈夫だよ」
「そっか、ごめんね」
「ううん、どうしたの？」
「今週末、皆で集まる約束なんだけど、ちょっと急用ができたから時間を変更したいんだけど...いいかな？」
「いいよ」
「一時間くらい遅くなりそうなんだけど大丈夫？」
「うん」
「シム君にはAから伝えといて貰える？」
え、アイツに...？
「...うん」
「じゃあ、また土曜日(笑)」
「うん、楽しみにしてる(笑)」
電話を切った瞬間
思わず零れたため息
「はぁ...」
なぜかって？
それは、もう丸一日
アイツからの連絡がないから
着信はおろか
メール一通届いてない
どうしたんだろう...？
今までこんな事なかったよね？
かといって自分からアイツに
電話をする気にもまだなれないし
「はぁ...」
みなに相談したら
一之瀬さんの事を私がどう思ってるか
平岡君からアイツの耳に入っちゃうしなぁ...
とりあえず後で
隼人に聞いてみよっかな
今日は月曜だから
お昼休みに合わせて電話してみよ
「うん、そうしよ！」
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作者名：ami
| 作成日時：2014年3月21日 0時
