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僕の決心 ページ42
唇を重ねる度に
僕の腕の中で
その柔らかい頬を赤く染めていくAさん
「可愛い...」
ちゅっ...ちゅっ...
心変わりをしないでなんて
撮影中でも思い出してなんて
可愛いらしいお願いをして
僕を求めてくれるAさんが
もう、可愛いくて仕方ない
はぁ、幸せ
ちゅっ...
もっとこうしていたいけど
昨夜は隼人に嫉妬して
ちょっと激しくシちゃったし
何より大切にしたいから
「ねぇAさん...」
僕はまだまだキスしていたいのを
グッと我慢して唇を離した
「ん...」
僕を見上げるAさんの潤んだ瞳に
早くも決心が鈍りそうになる
だけど、今夜は我慢
「お腹空いたから
ご飯食べちゃいましょうか？」
「・・・・」
何も言わず
トロンとした瞳で僕を見上げるAさん
ダメだ
これ以上見つめられたらホントにもう
「...ヤダ」
「え...？」
聞き間違い？
今、ヤダって言った...？
「...ッ！」
なに？この手...
「Aさん...？」
僕の腰に腕を回して
赤く火照った頬を僕の胸に埋め
「お願い...
もう少しだけこうしてたい」
小さな声で
そんな事言われたら
「...ッ」
ダメだ...！
僕の決心は今の一言で
いとも簡単に崩れ去った
「そんな事言って
もうどうなっても知りませんよ」
「えっ...」
「おいで」
僕は微かに戸惑った様子を浮かべるAさんを
腕に抱えて立ち上がった
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作者名：ami
| 作成日時：2014年3月21日 0時
