キスの雨 ページ32
「ねぇチャンミン
せっかく二人でいるのに時間が勿体ないよ？」
いつまでも機嫌の直らないアイツに放った
私渾身の一言(大げさ)
それを聞いて
チラッと一瞬上目遣いで私を見たアイツは
「・・・・」
やっぱり何も言わず
再びその視線を元に戻した
はぁ...ダメか
それなら、ちょっと恥ずかしいけど...
私はソファの隅で
小さくなっているアイツの前に立ち
その頭をそっと両手で包んだ
「チャンミン...」
ちゅっ...
抱き寄せたアイツの髪に
好きだよ
しっかり気持ちを込めて
優しくキスを落とす
ねぇチャンミン、好きだよ
そのまま優しく前髪を掻き上げて
ちゅっ...
露になったキレイな形のおでこにキスをする
好きだよチャンミン
大好き...
想いを伝えるように
まだまだ機嫌の直らないアイツの鼻の頭にも
ちゅっ...
そっとキスの雨を降らせる
それからここも
ちゅっ...
チャンミン、大好き
何か食べると
すぐハムスターになっちゃう可愛い頬から
ゆっくり唇を離す
するとさっきまでの拗ね顔を止めたアイツが
目を閉じ少しだけ上を向いた
明らかに私からのキスを待っている
アイツの顔
大きな瞳を縁取る長い睫毛と
少しだけ開いた口元がすごく色っぽい
キレイ...
アイツの顔があまりにも綺麗で
思わず見入ってしまった
パチッ...！
すると突然、閉じていたアイツの目が開いた
ドクン...！
その瞬間、なぜか大きく波打つ心臓
ゆっくり私を見上げるアイツの瞳
「チャンミン...？」
どうしてそんな目で見るの？
何も言わず
ただじっと私を見つめるアイツの瞳に
どうしようもなく胸がドキドキする
二人きりの音のない部屋
目の前で私を見上げるアイツに
心臓の音が聞こえてしまいそう
どうしよう...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 430人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ami
| 作成日時：2014年3月21日 0時
