僕の可愛い恋人2 ページ27
まだ起きないみたいだから
次はねぇ、ここ
ちゅっ...
小さくて可愛い鼻
ツンツン...
その可愛い鼻先を
人指し指でちょっとだけ押してみた
「A...」
ツンツン...
スゥスゥ...
起きない
僕の腕の中で
一向に起きる気配のないAさん
それなら次はやっぱりここ
僕はちょっとだけ開いた
Aさんの可愛い唇に
ちゅっ...
そっとキスをした
「A...」
愛しい名前を呼びながら
頬に添えていた右手の親指で
たった今キスした唇を優しくなぞってみる
柔くてぷにぷに
可愛い...
僕の腕の中で眠る無防備な寝顔が
可愛くて愛しくて仕方ない
ちゅっ...ぷにぷに
ちゅっ...ぷにぷに
「ふふっ(笑)」
そんなことを何度か繰り返していたら
ついにAさんが目を覚ました
「う、ん...」
ゆっくり瞬きを繰り返すAさんの髪を
優しく後ろへ撫でながら
「おはよう、Aさん(笑)」
すると まだ半分寝てそうな顔で
Aさんは眠そうに目を擦った
「おはよう、チャンミン...」
「まだ眠い？」
「...うん、ちょっとだけ」
寝起きの鼻にかかった声が
すごく可愛い
もうAさんのすべてが
可愛くて
愛しくて
離したくなくて
このままずっと
僕の腕の中にいて欲しい
「今日は午後からですよね？
だからもうちょっとこうしてよ？」
「...うん」
僕のお願いに頷きながらも
Aさんは擦っていた目を再び閉じた
「Aさん？また寝るの...？」
髪を撫でていた手を止め
少しだけ体を離すと
「...？」
モゾモゾと動いたAさんが
僕の胸に顔を埋めるようにしてぴったり寄り添い
再び眠ってしまった
・・・ヤバイ、何これ
可愛すぎる...
僕だって男
こんなに可愛い恋人に
体が反応しないわけがない
だけど
スゥスゥ...
あまりに気持ち良さそうに寝てるから
今回は我慢、我慢
がま・・・
スゥスゥ...
ハッ...！
ダメダメ
こんなに気持ち良さそうに寝てるんだから
今は我慢しないと
Aさんの部屋着の裾から忍ばせた両手を
ゆっくり背中に戻した
だけどね
「A...」
起きたら我慢した分
いっぱい受け止めて貰うから
「覚悟しててね(笑)」
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作者名：ami
| 作成日時：2014年3月21日 0時
