・・・はい？2 ページ3
「一緒の大学！？」
「そうですよ？」
当然だと言わんばかりにそう言って
目の前で切ない顔でため息をつくアイツ
「はぁ...」
ちょっと、ちょっと〜、ちょっとぉ〜っ！！
なにそのため息は！
ケンカ売ってるの？
お馬鹿な私が、秀才ばかり集まる大学に
入れるわけないじゃんっ！まったく...
だけど...
不安なんだね
握っている私の手を
不安そうに見つめている
「大丈夫、すぐ慣れるよ。
それに友達だってすぐだよ、すぐっ！」
「そうですかねぇ...」
「うん、大丈夫だよ(笑)」
「・・・・」
・・・ん？
じぃ〜っ
なに？顔に何かついてる？
「料理って...」
料理って？
「キャンセルできるんですかね」
・・・はい？
「今ならまだ間に合うかな...」
独り言のように呟いて
高々と挙げたアイツの手
「あのぉ〜、すみま・・・」
「ちょっと待って！！」
その手を慌てて引っ張った
「どうしてキャンセルするの！」
お腹ぺこぺこなんだけど！
「だって、Aさんがあんまり可愛いく笑うから、今すぐ二人きりになりたくて...」
・・・はい？
「ダメですか？」
うっ...
出たよ、すがるような目
「...ダメじゃ、ないけど」
「だったら・・・」
「でもっ！」
「でも？」
なぜ小首を傾げる
「食べてからでいいじゃん」
「そうですかぁ...？」
「うんうんっ！」
ぐぅぐぅとお腹が鳴っている私は
思いきり頷いた
「わかりました」
ほっ・・・としたのも束の間
「その代わり...」
アイツのお得意のセリフが始まった
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作者名：ami
| 作成日時：2014年2月1日 23時
