アイツが教えてくれたこと2 ページ27
ピーンポーン
約束の時間を5分程過ぎて
インターホンが鳴った
「あっ来た！は〜い(笑)」
ルンルンで玄関に向かい
ガチャ...！
笑顔でドアを開けると
「いらっしゃ〜い(笑)」
「久しぶり、A」
「竹内、久しぶりだな」
会いたかった顔が見えた
「二人とも久しぶり〜(笑)」
「おっ、チャンミン久しぶり！」
「元気そうね」
「そっちこそ(笑)」
「わぁ、結愛ちゃん大きくなったわね(笑)」
アイツの腕に抱っこされている結愛は
二人の事をじぃ〜っと見つめている
果たして
アイツとの約束は守るのか...
・・・んなこたぁは、どうでもよくて
「とうぞ、上がって？」
「お邪魔します」
「お邪魔しまーす」
.
「「「「カンパーイ！」」」」
メンバーが揃ったところで
早速始まるお鍋パーティー
時折アイツが具材の入れ方について
偉そうにうんちくをたれながら
楽しく進む食事(ヒドイ言い種)
もう大分お腹が目立つみなも
調子が良さそうでひと安心
そうそう
アイツに無理やり指切りをさせられた結愛は
平岡君の膝の上でご機嫌さん
もちろんアイツは結愛が笑い声を上げる度
恨めしそうに結愛の顔を見つめている
「それにしても大介、お前がパパになるとはね」
「それを言うなら
チャンミンお前だよ、なぁ？結愛〜(笑)」
結愛の手をニギニギしながら
平岡君が返事をした
キッ！
「どういう意味っ！」
それを結愛をとられて虫の居所が悪いアイツは
鋭い目付きで睨んだ
「だって...なぁ？(笑)」
笑いながらみなと私に同意を求めて
目配せしてくる平岡君
平岡君...
あなたの言いたい事はよ〜くわかるよ
子供が子供を産んじゃったみたいな？(ひどいヤツ)
でも...
「きっとパパになる過程を見てないからそう思うんじゃないかな？」
それを聞いて
アイツは嬉しそうにブンブン！頷いた
「パパになる過程ねぇ...例えば？」
「例えばねぇ...」
「あっ、初めて妊娠の事を聞いた時はどんなだったんだよ」
「あっ、それ聞きたーい」
二人にそう言われて
「初めて妊娠の事を聞いた時はねぇ・・・」
私は今でもはっきり覚えている
あの日のアイツの様子を話始めた
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作者名：ami
| 作成日時：2013年11月15日 8時
