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負けたくない11 ページ19
結愛が産まれてから
ずっと別々に入っていたお風呂
「一緒に入るの久しぶりですね」
「うん...」
さっきからずっと
ドキドキしっぱなしだ
「Aさん、おいで？」
「うん...///」
久しぶりに一緒に入ったバスタブは
そんなにピッタリくっつかなくても
入れる程広いのに
「Aさん緊張してる？」
「うん...」
「僕も...(笑)」
1ミリの隙間もないくらい
後ろから私を抱き締めてくるアイツ
「Aさんはこんなに小さい...」
「え...」
「僕の腕がこんなに余ってる」
私の腰に回された
アイツの腕
「こんなに小さいのに...
Aさんはこんなに小さいのに
守ってあげられなくて、不安にさせてごめんね...？」
さっき散々泣いたはずなのに
みるみる内に涙が溜まっていく
「結愛を、守ってくれてありがとう...」
チャンミン...
「これからは不安で泣いたりしないように
僕がちゃんと守るから...」
アイツの腕に力がこもった
「だから...」
私の頬にそっと寄せた頬
「これからもずっと...
僕の側にいて下さい」
「...ッ」
チャンミン...！
涙がとめどなく溢れて
再び二人の頬を
濡らしていった
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作者名：ami
| 作成日時：2013年11月15日 8時
