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ため息3 ページ10
空が白々と明るくなって
僕はベッドを抜け出した
「う〜、寒っ...」
いつもはAさんが先に起きて
部屋を温めてくれているから
こんな風に寒いと感じる事はない
当たり前のようで
実は全然当たり前ではない日常
一緒にいると忘れてしまいがちになる
感謝の気持ち
「おはよう、チャンミン(笑)」
可愛らしい笑顔を思い出して
きゅうっと胸が締めつけられた
「よしっ！」
ボーッと待ってるだけじゃダメだ
素早く朝食を済ませ身支度を整えて
家の掃除をする事にした
「目立たないようで
けっこう汚れてるんだな...ブツブツ」
普段やらないようなところまで
隅々キレイに掃除していたら
ぐぅ〜...
腹時計が鳴りお昼を教えてくれた
Aさんが作っておいてくれた
チャーハンを温め
「いただきます」
一口頬張ると
口いっぱいに広がるAさんの味
「A...」
また、会いたくて堪らなくなった
静まり返る部屋でチャーハンを食べ
残りの掃除を頑張った
「ふぅ〜...」
家中ピカピカとまではいかないけど
まぁまぁキレイになった
時計を見るともうすぐ2時
そろそろ帰って来る頃かと思い
ソファでコーヒーを飲んで待っていたら
ほとんど寝ていなかった為
いつの間にか眠りに落ちていた
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作者名：ami
| 作成日時：2013年10月10日 13時
