夢1 ページ37
僕の好きな芸能人は竹内結子
昔からずっと変わらない僕の憧れの人
同窓会の翌日、目覚めると
Aさんはいつものように先に起きたみたいで
既にベッドにはいなかった
ベビーベッドには
可愛い顔でスヤスヤ眠る結愛
静かにベッドを抜け出しキッチンへ
僕に背を向けて立つAさんの腰に
そっと腕を回し...
「おはよう...(笑)」
ぎゅうっ...
後ろから包むように抱き締めた
「おはよう、チャンミン」
ん？声が...
「今ご飯出来るから」
そう言って振り返ったAさんは
僕が憧れている
竹内結子だった
え？何で...
びっくりして固まる僕に
「どうしたの？チャンミン。
まだ寝ぼけてるの？」
僕の好きな綺麗な笑顔を向ける彼女
そうか、これは夢なんだ
Aさんだって前に竹野内豊の夢をみてたし
いっか
「ううん、先に顔洗ってくるね」
ご飯を食べる僕の前で笑う彼女の顔は
ホントに綺麗で
たまにはこんな夢もいいかも...
なんて少しだけ思った
「じゃあ、いってきます」
「いってらっしゃい(笑)」
結愛が彼女に抱っこされているのは
すごく変な感じがしたけど
どうせ夢だしな
そんな事を考えながら
エレベーターを待っていたら
「おはようございます(笑)」
隣に住む町田さんが声を掛けてきた
「おはようございます」
「いやぁ、今朝も寒いですね」
「そうですね」
30代前半、一流会社に勤め仕事ができる彼は
男の僕から見てもか格好いい人
結婚して1年くらいだっけ？
確か奥さんは・・・
その時だった
「崇史さん！忘れ物」
この声...！
通路の向こうから
誰よりも愛しい人の声が聞こえてきた
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作者名：ami
| 作成日時：2013年10月10日 13時
