同窓会8 ページ36
「チャンミン...？」
そんな目で見ないで？
怖くて...
アイツの名前を呼ぶ私に応えるように
アイツは私を抱き締めた
「お願いA...
僕以外のヤツに体を触れさせないで？
頭が...おかしくなる」
私の肩に顔を埋めたアイツの
震える声
チャンミン...
「うん、ごめんね？
でも玉木君は...ンッ」
アイツが私の言葉をキスで遮り
ソファに押し倒した
「他の男の名前なんて呼ばないで
Aが呼んでいいのは僕の名前だけ...」
そのままそこで
アイツは着ている物に手を掛けた
「ちょっと待って...」
「イヤだ」
玉木君に嫉妬なんてしなくていいのに
彼はもう思い出の中の人なんだから
「ねぇチャンミ・・・」
「もう黙って」
それを伝えたくても
熱く力強いアイツの大きな手に
抵抗なんて出来なくて
あっという間に全てを脱がされてしまった
ソファに両手を押し付けられ
自分だけが何も身に付けていない状態が
恥ずかしくて
「チャンミンも...脱いで？」
「名前...もう一回呼んで？」
え...
「チャンミン...？」
「もう一回...」
「チャンミン...」
ちゅっ...
ちゅっ...
私に名前を呼ばせながら
露になった身体に
いくつもキスを落としていくアイツ
「...ッ、チャンミン」
「もっと...」
「はぁっ...チャンミン！」
体中に感じる心地よい刺激と
「もっとだよ...A」
私を求めるアイツの声に
頭から爪の先まで
徐々にアイツでいっぱいになっていく
「もっと呼んで...？」
「チャンミンッ...」
「もっと...」
とっくに繋がっている身体
繰り返し名前を呼ばせながら
余裕の表情で揺れるアイツに
もうダメ...
「...ッチャンミン！」
首を横に振り訴えた
フッ...(笑)
それに満足そうに笑ったアイツは
私の頭を抱えていた両手で顔を包むと
「可愛い顔...」
そう言って顔を寄せ
「こんな顔
僕以外の誰にも見せたらダメだよ」
「ンッ...」
優しく唇を重ねてきた
だからそんな事
あるわけないのに
それを伝えたくても
ちっとも唇を離してくれない
だから代わりに
汗で濡れたアイツの背中にきつくしがみついた
「A、Aッ...」
吐息混じりに私の名前を呼びながら
いつまでも私の上で揺れるアイツに
何度も体が震えて
何度も意識を飛ばしそうになった
この夜私は
嫉妬まみれのアイツの腕の中で
「愛してるよ...A」
激しくて優しいアイツの愛に
何度も包まれた
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作者名：ami
| 作成日時：2013年10月10日 13時
