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初詣3 ページ25
神社を出ると
すぐにアイツが口を開いた
「Aさん
お参りの他に、まだ大事な事が残ってますよ」
「大事な事...？」
何だろう...
するとアイツがくりくりした瞳で私を見つめ
立てた人指し指の腹で
自分の唇をトントンと軽く叩いた
もしかして
「キス...？」
「うん！(笑)」
私の言葉に
嬉しそぉに笑顔で頷いたアイツは
「来て...」
自分のコートの中に私を引き寄せ
コートの両端を掴んですっぽりと私を包んだ
一枚のコートの中
伝わる温もりが
とてもあったかい...
「チャンミン...」
嬉しかった
アイツの笑顔を見てから
私もキスをしたいと思っていたから
「愛してるよ...A」
小さな囁きと共に重なる唇
チャンミン
私も愛してる...
新年早々、散々唇を重ねた後
アイツが言った
「早速僕の願いがひとつ叶いました」
何となく聞かなくてもわかるけど一応
「何を願ったの？」
「今年もAさんと
たくさんキスできますようにって(笑)」
やっぱり...
あんな顔して
そんな事祈ってたんだ
「ふふっ(笑)」
やっぱりアイツは
私の大好きな
かわいいアイツだった
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作者名：ami
| 作成日時：2013年10月10日 13時
