かわいいアイツ短編集☆Changmin☆ (ページ3)

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初めての外出1 ページ3

結愛が生後3ヶ月を過ぎ

大分首も座ってきたので

今日は親子3人、初めての外出をする事にした

とは言っても近くのスーパーに

食料品の買い出しに行くだけなんだけど

今まで買い物はアイツが家にいるときに

私一人で済ませていたので

結愛にとっては

毎日の散歩と検診以外では初めての外出

ウチの両親に買って貰ったチャイルドシートに

結愛を乗せて

アイツの運転する水色の軽自動車で

いつものスーパーへ向かった

後部座席に結愛と私が座っているから

運転手のアイツは少し寂しそう

信号の度に後ろを振り返っては

「結愛～、結愛～、Aさ～ん」

私の名前まで呼び(笑)

「結愛～、Aさ～ん」

「ふふっ(笑)」

終いには

「Aさ～ん、Aさ～ん...」

私の名前しか呼ばなくなった

「・・・・」

正直、ウザい(ひどい言い草)

「着いた～(笑)」

そんな中、アイツの嬉しそうな声が車内に響き

家を出発して5分程でスーパーに到着した

「結愛着いたよ～(笑)」

チャイルドシートから下ろした結愛は

お腹も満腹、お昼寝も十分で

可愛らしい声を出してご機嫌さん

「結愛～、苦しくないですか～？(笑)」

そんな結愛を

アイツが抱っこ紐で前抱きに抱っこして

準備万端

まだ少しだけ首が不安定なため

頭まですっぽり抱っこ紐に包まれている結愛

抱っこ紐から少しだけ見える小さな足が

なんとも可愛らしい

アイツも私と同じ気持ちみたいで

愛しそうに小さな足を弄っている

右手で結愛の足を握り

左手は...

「行こ？」

私に差し出してくれた

「うん(笑)」

車からお店まで僅かな距離しかないけど

アイツと手を繋いでスーパーに向かった