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クリスマスの夜2 ページ20
「「メリークリスマス！」」
グラスに注いだシャンパンとシャンメリーで
乾杯をした
私の膝に抱っこされている結愛は
りんご果汁を貰ってご機嫌さん
哺乳瓶じゃなくて
スプーンで少しずつあげているんだけど
一口あげる度にもごもごと動く小さな口が
とても可愛い
「結愛〜
ママの作った料理はおいちいね〜」
いやいや
ただリンゴすりおろしただけだし
「うん、ホントに美味しい(笑)」
ご馳走を頬張り
もぐもぐとハムスターになるアイツ
目を細めて嬉しそうな顔
大変だったけどその顔を見ると
頑張ってよかったって思える
考えてみたら
アイツはいつでも私の作った料理を
美味しそうに、幸せそうに食べてくれる
出会った頃から
ずっと...
・・・ヤバイ、泣きそう
幸せすぎて涙が出るなんて
アイツと出会っていなければ
きっと知らなかったかも
そんな事を考えていたら
「Aさん
いつも美味しい料理を作ってくれてありがとう」
そう言ったアイツが右目を細めて笑った
チャンミン...
「結愛〜パパはね、ママと出会えて結愛が生まれて、ホントに幸せなんだよ(笑)」
チャンミン...
その後、結局我慢できずに泣き出した私に
アイツがオロオロと慌てたのは
言わなくてもわかる...よね？
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作者名：ami
| 作成日時：2013年10月10日 13時
