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どうしようもないヤツ3 ページ15
「じゃあ宮本さん
頂いたケーキ、早速皆で食べましょうか」
「おう」
...ん？
やっぱりA
さっきのシムの態度、気にしてるみたい
明らかにシムの事、無視してる
目の前にいるのに
そうなると
「Aさん...」
あ〜ぁ
捨てられた仔犬みたいな目をしちゃって
まぁ、若干自業自得というか
こうなってくるともう笑えるんだけど(笑)
「ねぇ、あや達もこっちに来て？」
「結愛はベッドに戻しちゃっていい？」
「うん」
「ふふっ、おりこうさん(笑)」
結愛をベッドに戻し
ケーキとコーヒーが並ぶ
ダイニングテーブルへ向かった
すでに村上と伊藤は並んで座っていて
シムのマグカップがその隣に並んでいるから
私はAの隣に座る宮本さんの隣に座った
目の前は村上
果たしてこの座り方は大丈夫なんだろうか
小さくため息をついたシムも席について
「「「いただきます(笑)」」」
早速ケーキを頂こうとしたら
「あっ、伊藤は確か
栗があんまり好きじゃないんだよね」
「はい...」
「じゃあ僕のガトーショコラと交換してあげるよ」
案の定シムが
隣に座る伊藤を優しく気遣い始めた
「いいんですか？
ありがとうございます(笑)」
「うん(笑)」
はぁ...また？
Aは？
チラッ...
あ、小さくため息ついてる
ホントにもうシムは！
女心のわからないヤツめ
ちょっと懲らしめてやろ
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作者名：ami
| 作成日時：2013年10月10日 13時
