どうしようもないヤツ2 ページ14
「こっちだよ」
シムに案内されて
伊藤も結愛のところに来た
「わぁ...可愛い(笑)」
やっぱり年頃の女の子
キラキラと瞳を輝かせて結愛の事を見ている
「抱いてみる？」
「え？いいんですか？」
「うん」
シムに言われて伊藤が結愛を抱っこした
「そうそう、手はそんな感じで」
「うわぁ...ちっちゃぁい(笑)」
愛しそうに結愛を見つめる伊藤
そんな伊藤を優しく見守るシム
「・・・・」
やっぱり...
この二人、会社でもこんな感じなんだよね
シムを慕う伊藤を
シムが優しく受け入れているというか
だけど、この雰囲気は
ちょっと今はヤバイんじゃない？
キッチンにいるAは...
ほらね
不安そうな顔してるじゃん
まったくもう、はぁ...
「ちょっと私にも抱かせて〜」
「あっ、はい...」
気を利かせて
伊藤から結愛を抱き上げようとした時
「竹内、何か手伝う事あるか」
宮本さんが
キッチンにいるAの元へ向かった
宮本さんナイス！
この人わかっててやってるのかな
ちょっと天然入ってる感じだけど
まぁ、どっちにしろナイス！
そんな中
「結愛〜」
「結愛ちゃ〜ん」
私の腕の中にいる結愛を
村上と伊藤であやしていると
「ホントですか、宮本さん(笑)」
「マジだよ(笑)」
キッチンからAと宮本さんの
楽しそうな笑い声が聞こえてきた
こうなると当然シムが
「ずいぶん楽しそうですね...」
握った拳をぷるぷるさせながら
二人の元へ向かうんだよね
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作者名：ami
| 作成日時：2013年10月10日 13時
