どうしようもないヤツ1 ページ13
ある晴れた日の昼下がり
約束の時間を5分程すぎた頃
Aの家のインターホンを押した
ピーンポーン
ガチャ...
「いらっしゃ〜い...」
ほどなくしてでてきたのは
少し迷惑そうな顔をしたシムだった
シムがそんな顔をする理由
それは今日
Aの家を訪れるメンバーの中に
宮本さんがいるから
Aが仕事を辞めた後も
相変わらず宮本さんをライバル視しているシム
ホントAの事となると
どうしようもないヤツ
「「「おじゃましま〜す」」」
早速ゾロゾロと皆でリビングへ向かうと
「ふふっ、いらっしゃいあや(笑)」
「また来たよ〜」
キッチンからAが出てきて
出迎えてくれた
「はい、これ皆から」
「わぁ、ありがとう(笑)」
「おう、竹内久しぶり(笑)」
「宮本さん
今日はわざわざありがとうございます(笑)」
「竹内、元気か？」
「あっ、村上来てくれたんだ。ありがとう」
「何か毎週...悪いな」
「そんな事ないよ、嬉しいよ(笑)」
そっか、先週も先々週も
フロントサービス課の人が入れ替わり立ち代わり
結愛を見に来てるもんね
まぁ私は、毎週来てるけど
だって結愛が可愛いんだもん
...ほらね(笑)
「A〜
この子先週来た時より大分丸々してない(笑)」
「そうかな〜」
そうだよ、そうだよ
見て！このぷくぷくのほっぺを！
ヤバイ、可愛すぎるんだけどっ！
「シムにそっくりだな〜」
「ホントですね」
私達がベビーベッドを取り囲んだところで
「Aさん、新入社員の伊藤だよ」
最後にシムに紹介されて
新入社員の伊藤が入ってきた
「あっ...はじめまして、伊藤美雨です。
今日は突然すみません」
実は彼女、シムをすごく慕ってるんだよね
この事はAには言ってあるんだけど
会うのは今日が初めてだよね
A、大丈夫かな
伊藤はかなりの美人だし
気にしてないといいけど
「はじめまして(笑)
今日は来てくれてありがとう。ゆっくりしていってね(笑)」
「ありがとうございます」
まぁ、大丈夫そうかな
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作者名：ami
| 作成日時：2013年10月10日 13時
